支笏湖2015年12月5日

2015年12月06日 09:03

方法:岸からの釣り
月齢:23
気温:日平均 -1.7℃ (-3.1~0.1℃)
水温:5.9℃ (5.1~6.5℃)
時間:7時間 (午前8時〜午後4時)
反応:1回
釣果:1尾


この日の天気は雪のち晴れ。昨晩から降雪があり、積雪は場所によって10cmから15cm弱程度あった。そこで、この一晩で急激な水温変化があったことが想像できる。水温は平均で5.9℃(5.5, 6.1, 6.5, 6.5, 5.1)。先週から1.7℃落ちている。これまでの水温変化を観察している限り、この1.7℃の低下は、昨晩からの降雪が主たる原因だろうと感じた。そろそろターンオーバーが完了しそうな状態に入ってきた。友人からの釣果情報は63cm(♀)(12/1)と73cm(♀)(12/2)。

湖面は穏やかなさざ波。開始2時間程度で北風が強くなり、良い波が立ったが、午後2時過ぎにはべた凪になってしまった。先週より、若干悪いコンディションだった。予想天気図から、この日も翌日も、終始強めの西風で良い波が立つと期待していたが、外してしまった。「来るなら明日だったかもしれない」と少し後悔。


午前8時、1カ所めで開始。12時まで4時間やって、全く反応がなかった。10月25日に水温が10℃に達してシーズンに入り、6週間が経ち、7回目の釣行となる。このエリアでの、この無反応は初めてだった。

午後1時、2カ所目で再開。開始約30分後、やっと、ゆっくりとした感じで重みが乗った。その直後に5m程度走りジャンプしたので、すぐにニジマスと分かる個体だった。52cm(13:29)。ブレイクのショルダーが岸から3m程度の場所で、その5m程度先に着水させ、ルアーを1m程度動かしたところで乗ってきた。この日、波が一番よい条件の時に乗ってきた1尾だった。


この1時間後にはべた凪になってしまった。夕マズメを狙う気にもなれず、午後4時に終了。

この日の結果は、個人的にかなりの衝撃だった。今季初めて、ブラウントラウトが1尾たりとも、ルアーに反応しなかった。ブラウントラウトがいるのは間違いない。上のニジマスが釣れた10分ほど前、目の前で、70cm後半程度のブラウントラウトが水面を割ってジャンプしていた。岸から10m前後の至近距離だった。ブレイクのショルダーが岸から5〜6mの場所で、ジャンプはその先3〜4m沖側。

この無反応の原因は何なのか?。当たっている自信もないが、とりあえず、思い当たるのは2つ。第一に、晩秋のハイシーズンが終わったかもしれない。昨年は水温6.4から4.9℃に低下する間に終わった感じだった。昨年の場合「完全に終わったな...」と感じたのは12月20日で、水温4.9℃になった日だった。その日の特徴は、凄い数のジャンプだった。岸から15〜20m程度の近い距離で、60cm台や70cm台が、水族館のイルカショーのように、激しくジャンプしていた。これを10回近く目の当たりにした。と同時に、晩秋らしいルアーへの反応が消えてしまった。この時期は、産卵を控えるプリスポーンの時期でもあるため「荒食いモードが終わり、産卵に向けて、ブラウントラウトは次のモードに移ってしまったのかもしれない」と感じた。今日見たジャンプは1回だけだったが、岸から至近距離のランカーサイズのジャンプは、今シーズン初めてだった。

第二に、降雪直後が原因かもしれない。おそらく、昨夜からの一晩で1.7℃近くの水温低下があったのだと思う。この低下で、一時的に、ブラウントラウトの活性が落ちたのかもしれない。もちろん、2つとも的外れかもしれない。

それにしても、今日の無反応は印象的過ぎた。この原因を知りたいと強く感じた。


気圧配置図は日本気象協会(http://www.tenki.jp/guide/chart/)を引用。FJS_30_GP_SH


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