■脚注■バタバタしており、更新が遅れています。これは金曜日(5/11)の釣行記録です。今日も行って来たのですが、その分の更新は数日中に行う予定です。
方法:岸からの釣り
月齢:25
気温:日平均10.1℃ (4.8~14.7℃)
水温:5.9℃ (4.9〜7.3℃)
時間:9時間 (午前7時〜午後6時)
反応:17回
釣果:7尾
この日は南風の予報だった。経験から、南風の予報は外れる場合が多く、大半の場合、西風が吹く。この日は、もし南風なら西岸でトップウォーターの修行。西風なら、南岸のまだ叩いていないエリアで、大きめで重ためのフローティングミノーの釣り。そう決めていた。この釣りを、2週間もサボっている。
西風だったので、午前7時過ぎ、美笛キャンプ場入口の砂浜で開始。天気は晴れ。この日は、支笏湖トンネルまでの範囲を叩くことにした。昔、散々通い込んだ懐かしいエリア。美笛の船着き場から、北北西の横風が強く吹き込んでいて、波も抜群だった。
開始5投目に40cm強のブラウントラウト (7:19)。ここで水温を測ると4.9℃。
その後、88km地点までの間に、クイッと引っ張るショートバイトが1回。ここで「この北西風なら、ニナルもチェックしておくべき」と感じ、午前9時頃にニナルに移動。ところが、ここは別世界のような、穏やかな湖面だった。
「馬鹿だった」と後悔したが「来た以上、叩くだけ叩こう」と、叩いてみた。まずニナル河口周辺の300m程度の範囲。1回、ゴンッと手元に強い衝撃が伝わった。しかし、乗らなかった。「この波じゃ駄目。早く戻ろう」と痛感したが、念のため、ワンドも叩いてみた。投げ続けていると、ワンドの中の、ほんの20m程度の範囲で、沢山の反応に遭遇した。
1回目。いきなり重みが乗り、そのまま抜けた。2回目。クイッと引っ張るショートバイト。3回目。ゆっくり重みが乗った。52cmのブラウントラウト (9:57)。
4回目が衝撃的だった。ブレイクが岸から15m程度の場所で、岸から5m、水深30〜40cmで、いきなり重みが乗り、60cm半ば程度のブラウントラウトが、全身を使って激しく首振りをしていた。5〜6回目で抜けてしまった。「この波で、こんな浅い場所で、このサイズが乗るか?」と、呆然としてしまった光景だった。5回目。重みが乗って、直後に外れた。これら全部の反応が、たった8投で起きた。使ったのは12〜13cmのリップの付いたミノー。引き抵抗も大きく、こんなべた凪直前の湖面で反応するはずもなかった。
そして、さらに等間隔で叩き続けると、完全に無反応になった。
このワンドでこれだけ反応が多いのは、初めての経験だった。水温を測ると6.1℃。それなりに高い。「ニナル河口の向こう側の水温は?」と気になり、ニナル河口に戻った。5.3℃。数百mで0.8℃上昇していた。ここは、美笛の遠浅に隣接した、暖かいエリアとなっているようだった。「弱いさざ波でも平気でルアーに反応する高活性の群れが、この時期、このワンドに入ることがあるんだ...」と、ただただ驚いた。
このワンドは美笛の北端なので「それなら、美笛の南端も、同じことがあり得る」と判断。そこで正午前頃に美笛の船着き場に移動した。水温は5.6℃。そのまま美笛キャンプ場まで行くと、水温7.3℃。「これなら、この範囲にも、同じような、安直にルアーに反応する連中がいるはず」と期待した。しかも、波も悪くなかった。
2時間かけて、この範囲を叩いた。しかし、何一つ反応は無かった。「そんなに甘くはないか...」と、見込みの甘さを反省。
午後2時頃に88km地点に戻った。すでに、朝と比べると、波が弱くなっていた。しかし「さっきのこともある。続けるよ。トンネルまで叩くよ。」と自分に言い聞かせて再開した。
開始10分程度で40cm強 (14:06)。
その後、グイッと引っ張るような、重量感のあるショートバイトが2回。さすがに、快晴の真っ昼間のさざ波「さすがに、このサイズは騙せない」と実感。さらに叩いていると、やっと重みが乗り、54cmのブラウントラウト (15:24)。
ここからが、再度、衝撃的だった。このヒットの2投後、グンッと引っ張るように重みが乗り、その直後に外れた。さらに5m程度移動した1投に重みがのり、首振り1回で抜けた。さらに5mで、今度はグイッと引っ張るショートバイト。
たった20m程度の範囲で、たった5投で、4尾が反応してきた。重みから全て50cm前後。デカいと思える反応はなかった。しかし、驚くしかない反応だった。というのも、この時すでに、湖面はべた凪一歩手前の状態だった。太陽が背後の山に隠れてローライトになっているが、依然、空は快晴だった。それでも果敢にルアーに反応してきた。
「間違いない。ところどころ、局所的だが、メチャクチャ活性のブラウントラウトの群れが、ポツリポツリといる」と確信できる結果だった。「これが5月上旬の支笏湖なんだ」と、身をもって感じることができた。過去に、GW前後の爆釣の話を何度か聞いたことがある。今日はサイズも数も限られ「爆釣」にはほど遠いが、これで「あの信じ難い爆釣の話は、この現象の延長線だったんだ」と、やっと実感できた。
その後、30cm台半ばを2本追加し
そろそろ「疲れた」と感じたところで、ガンッと引ったくるような、重量感のあるショートバイトがあった。その5投程度後に、ゆっくり重みが乗った。42cmのブラウントラウト (15:53)。
この時点で、釣りを始めて11時間。実釣9時間。「なんとか1本、60cm台が欲しい」と叩き続けてきたが、これで断念。午後6時に終了。
この日は、勉強になった1日だった。ここまで湖面が穏やかでも、ブラウントラウトのルアーへの反応が良いことがある。これを体験できた。いつもなら「この湖面なら叩くだけ無駄」と判断して、そのエリアを切り捨てる状況で、馬鹿正直に叩き続けて得られた教訓だった。
この日、驚いたのは、特に2点。
第一点。局所的だし、数は多くないが、所々、とんでもなく活性の高いブラウントラウトの群れがいる。快晴の真っ昼間でも、べた凪に近い湖面でも、果敢にミノーに反応してくる。
第二点。今回10〜15gの大きめのフローティングミノーを使った。3月からこれを続けてきた。これまでは、体当たりされて、エビになって水面から飛び出すだけだった。明らかに、テリトリーを脅かす侵入者にしか見られていなかった。この釣りは、GW前までの2ヶ月間、本当につまらなかった。ショートバイトが1回も無かった。しかし今回は、明らかに口を使ったショートバイトが何度もあった。口を使っている以上、侵入者から餌に変わりつつある。
反省が1つ。最近はリップの付いたフローティングミノーがマイブームで、それしか使わなかった。しかし、べた凪近い条件であったことから「シンキングペンシル等の、ただ巻きで使えて、波動の小さいルアーを使えば、数もサイズも、もっと上がったはずだった」と、帰ってから気付いた。馬鹿だった。
■情報提供のお願い■ 今回、私は異常な位に、ルアーへの活性の高いブラウントラウトの、2つの群れと遭遇しました。もし、この数週間のうちに、私同様に「こんなに反応するのは異常」とか「こんなに釣れたことは滅多にない」という経験をされた方がいましたら、教えて頂けないでしょうか?。基本的に、知りたいのは「日付」です。この情報があれば「狭い範囲の日数に集中する現象なのか?」それとも「数週間という長めのスパンの中で、散発的かつ偶発的に起こる現象なのか?」が分かります。もし可能であれば、ルアーのジャンルの別(ミノー、シンキングペンシル、スプーン、メタルジグ)やエリアの別(東岸、西岸、南岸、北岸)の情報を教えて頂けると、さらに何かのヒントになるかもしれません。この現象のパターンが分かれば、どなたにとっても、有益な情報になると思います。
天気図は日本気象協会(http://www.tenki.jp/guide/chart/)を引用。