ミノーのただ巻き (その8) 満月の不思議

2014年05月31日 07:00



この書き込みの内容は、私が使っているルアーだけに起こることです (写真は http:// www. themysteryworld. com/2012/ 06/powerful -movie-images -we-all-know -30.html を引用)。

このルアーを使うと、満月周辺の月齢で、不思議なことが起こります。確認したのは月齢13, 14, 15, 16の4日間です。3年かけて、それぞれの月齢で各2, 3回、合計10回程度釣行し、必ず同じことが起こるのを確認しました。これ以外の月齢では、同様の現象は、一度も起きませんでした。

この期間、このルアーを使って数時間「投げる・巻く・歩く」を繰り返していると、必ず数回、ブラウントラウトがルアーを追尾してきます。サイズは50cm台後半が中心で、たまに60cm台が混じります。ゆっくり引いてくるルアーの速度に合わせ、常に一定の距離を置いたまま (個体によって、ルアーとの距離は10cmから30cmと異なります)、ルアーをピックアップする寸前まで、ピタリとついて来ます。ルアーをピックアップすると、そのままゆっくり沖に戻っていきます。一部の個体は、ルアーをピックアップした途端、ルアーが消えた事に驚いたのか?、左右を何度か振り向いて、ルアーが消えたことを理解したのか?、それからゆっくり帰っていきます。ほとんどの場合、岸から1m程度の距離まで近づいてきて「手づかみできるんじゃないか?」と思うほどでした。印象的だったのは、支寒内のような浅いシャローをもつエリアでした。水深10cm近いところまで、水面から背中を丸出しにして、岸際まで、のんびり散歩するような調子でルアーについて来ます。目の前をブラウントラウトがゆったり泳いでいる様は圧巻で、圧倒される美しさがあります。こんな光景を30回近く観察してきました。このルアーとこれらの月齢(13,14,15,16)の組み合わせでは、必ずこれが起きます。べた凪でも波があっても、必ずこれが起きました。しかし、これ以外の月齢では一切起こりませんでした。

もちろん、これ以外の月齢でもルアーが追尾されることはあります。しかしこの場合は、ルアーを食うかどうか悩んでる様子で、ルアーに近づいて口を開いたり、後ずさりしながら口を閉じたり、ルアーの横にピッタリ付いたり離れたり、ちょっと反転しては再び口を開いてルアーに近づいて来たり...と、せわしない行動を見せます。月齢13〜16の、全てが優雅でゆったりした行動とは、完全に違います。

この期間(月齢13,14,15,16)、ブラウントラウトはルアーとの距離を一定に保つので、ルアーには一切触れてきません。そこで、この期間は必ず釣果がありません。

3年かけて、この期間(月齢13,14,15,16)にはこうした現象しか起こらない事を十分に確信した上で、「このルアーを主戦力にしている限り、行くだけ無駄」と判断し、4年前から、この期間には支笏湖には行かないことにしています。


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