2019年03月31日
支笏湖2019年3月31日
方法:岸からの釣り
月齢:25
気温:日平均 -0.4℃ (-3.2〜2.6℃)
水温:5.1℃(西岸) & 3.3℃(東岸)
時間:9時間半 (午前6時半〜午後6時)
反応:4回(エビ1回・ショートバイト0回・追尾0回・反転0回)
釣果:3尾
釣り三昧と決めて、週1〜2回のペース通い込んだ3月の、最終日。
この日は、月齢24.5。期待する月齢25の、べた凪でも反応する高活性があるとしても、今日(日曜日)かもしれないし、明日(月曜日)かもしれない1日だった。

この日は北北西風の予報だが、前日の夜から、弱い東風が続いていた。東風は、予想天気図からも、十分に予想できた。そこで、西岸に入ることにした。午前6時半、フレナイで開始。開始時は、鏡直前のべた凪だった。2時間叩いて、何もなかった。

2時間ほどして、ようやく風が来て、「これなら何とか釣れる」と確信できる波が立った。

波が出た数投後、ゆっくり重みが乗った。45cmのニジマス (8:24)。普段、ブラウントラウトが反応することが多いポイントでの1尾だった。この1尾で「今日はブラウントラウトの日ではない」と落胆。

今 使い続けているミノーは、その釣果に、他のミノーとは異なる特徴があった。ブラウントラウト以外の、サクラマスやニジマスの釣果がある日は、必ず、ブラウントラウトの反応が皆無になる。ショートバイトもエビも追尾も、全く無くなってしまう。何故か分からない。この2年間で、ニジマス6尾とサクラマス3尾が釣れたが、全て同じことが起きた。自分のミノーの釣りでは「今日はブラウントラウトが釣れない1日」と観念した。
一方で「今日こそ、もしかしたら」と、ほんのわずかな期待を抱き、叩き続けた。湖面は1時間で落ち着いた。フレナイ〜ニナル間で合計5時間半費やした。しかし、ブラウントラウトの反応は何一つ無かった。

「もう帰ろう。今日はやるだけ時間の無駄」と判断。しかし、帰り際に水温を測って驚いた。5.1℃だった。これは、5月上旬の水温で、明らかに高過ぎる。いつもより2℃近く高い。以前、オコタン一帯で、予想以上の高水温の時に、無反応を経験したことがある。「今日のミノーへの無反応は、高い水温が関与している可能性がある」と感じた。
そうなると、この時期の通常の水温(3℃台前半)の場所を叩く必要がある。そこで、午後2時、旧有料道路で再開。まず水温を測った。3.3℃だった。これは、この時期の常識的な水温。

湖面は穏やかだった。しかし、時々、強めのさざ波がやって来た。
状況を把握するために、2〜3時間は叩き続ける予定でいた。最初の1時間半は、この時期に魚影が濃い場所を中心に叩いた。無反応だった。「やっぱり状況は良くない」と感じた。しかし、3回目の強めのさざ波の時に、ようやく重みが乗った。66cm (2.95kg) のブラウントラウトだった (15:29)。ミノーを後ろから丸飲みしていた。


その数投後に、エビが1回あった。その1時間後に30cm台のブラウントラウト。

結局、旧有料道路で午後6時まで、4時間叩き続けた。反応はこの3つだけだった。
この日のミノーへの反応は、月齢25に期待する反応とは、全く異なっていた。状況がよく分からない。月齢25に特有の高活性は、このミノーを使う限り、もう体験できないかもしれない。一方、期待したピークは明日だったのかもしれない。この点は、よく分からない。
この日、もう1つ、感じたことがあった。オスの釣果が主体になっている。今年、60cm以上のブラウントラウトを3尾獲ったが、全てオスだった。ブラウントラウトの性比は1:1なので、この結果は異常に近い。もちろん、朗報もある。このミノーは、相変わらずオスに強い。3尾のオスは、ガッツリとミノーを咥えた。その意味で、この釣りは「オス専用」として、これからも使える。
しかし、60cm以上のメスには、完全に嫌われているようだった。過去の夜釣りの経験から、一定の傾向を感じていた。リアクション重視で「喰えるもんなら喰ってみろ」と、挑発するような攻め方をするとオスが反応する。一方、喰わせ重視で攻めるとメスしか反応しない。今後、南岸で使えるメス狙いの釣りを、試行錯誤する必要があると感じた。

天気図は日本気象協会(http://www.tenki.jp/guide/chart/)を引用。
月齢:25
気温:日平均 -0.4℃ (-3.2〜2.6℃)
水温:5.1℃(西岸) & 3.3℃(東岸)
時間:9時間半 (午前6時半〜午後6時)
反応:4回(エビ1回・ショートバイト0回・追尾0回・反転0回)
釣果:3尾
釣り三昧と決めて、週1〜2回のペース通い込んだ3月の、最終日。
この日は、月齢24.5。期待する月齢25の、べた凪でも反応する高活性があるとしても、今日(日曜日)かもしれないし、明日(月曜日)かもしれない1日だった。

この日は北北西風の予報だが、前日の夜から、弱い東風が続いていた。東風は、予想天気図からも、十分に予想できた。そこで、西岸に入ることにした。午前6時半、フレナイで開始。開始時は、鏡直前のべた凪だった。2時間叩いて、何もなかった。

2時間ほどして、ようやく風が来て、「これなら何とか釣れる」と確信できる波が立った。

波が出た数投後、ゆっくり重みが乗った。45cmのニジマス (8:24)。普段、ブラウントラウトが反応することが多いポイントでの1尾だった。この1尾で「今日はブラウントラウトの日ではない」と落胆。

今 使い続けているミノーは、その釣果に、他のミノーとは異なる特徴があった。ブラウントラウト以外の、サクラマスやニジマスの釣果がある日は、必ず、ブラウントラウトの反応が皆無になる。ショートバイトもエビも追尾も、全く無くなってしまう。何故か分からない。この2年間で、ニジマス6尾とサクラマス3尾が釣れたが、全て同じことが起きた。自分のミノーの釣りでは「今日はブラウントラウトが釣れない1日」と観念した。
一方で「今日こそ、もしかしたら」と、ほんのわずかな期待を抱き、叩き続けた。湖面は1時間で落ち着いた。フレナイ〜ニナル間で合計5時間半費やした。しかし、ブラウントラウトの反応は何一つ無かった。

「もう帰ろう。今日はやるだけ時間の無駄」と判断。しかし、帰り際に水温を測って驚いた。5.1℃だった。これは、5月上旬の水温で、明らかに高過ぎる。いつもより2℃近く高い。以前、オコタン一帯で、予想以上の高水温の時に、無反応を経験したことがある。「今日のミノーへの無反応は、高い水温が関与している可能性がある」と感じた。
そうなると、この時期の通常の水温(3℃台前半)の場所を叩く必要がある。そこで、午後2時、旧有料道路で再開。まず水温を測った。3.3℃だった。これは、この時期の常識的な水温。

湖面は穏やかだった。しかし、時々、強めのさざ波がやって来た。
状況を把握するために、2〜3時間は叩き続ける予定でいた。最初の1時間半は、この時期に魚影が濃い場所を中心に叩いた。無反応だった。「やっぱり状況は良くない」と感じた。しかし、3回目の強めのさざ波の時に、ようやく重みが乗った。66cm (2.95kg) のブラウントラウトだった (15:29)。ミノーを後ろから丸飲みしていた。


その数投後に、エビが1回あった。その1時間後に30cm台のブラウントラウト。

結局、旧有料道路で午後6時まで、4時間叩き続けた。反応はこの3つだけだった。
この日のミノーへの反応は、月齢25に期待する反応とは、全く異なっていた。状況がよく分からない。月齢25に特有の高活性は、このミノーを使う限り、もう体験できないかもしれない。一方、期待したピークは明日だったのかもしれない。この点は、よく分からない。
この日、もう1つ、感じたことがあった。オスの釣果が主体になっている。今年、60cm以上のブラウントラウトを3尾獲ったが、全てオスだった。ブラウントラウトの性比は1:1なので、この結果は異常に近い。もちろん、朗報もある。このミノーは、相変わらずオスに強い。3尾のオスは、ガッツリとミノーを咥えた。その意味で、この釣りは「オス専用」として、これからも使える。
しかし、60cm以上のメスには、完全に嫌われているようだった。過去の夜釣りの経験から、一定の傾向を感じていた。リアクション重視で「喰えるもんなら喰ってみろ」と、挑発するような攻め方をするとオスが反応する。一方、喰わせ重視で攻めるとメスしか反応しない。今後、南岸で使えるメス狙いの釣りを、試行錯誤する必要があると感じた。

天気図は日本気象協会(http://www.tenki.jp/guide/chart/)を引用。
2019年03月26日
支笏湖2019年3月24&25日
方法:岸からの釣り
月齢:18
気温:日平均 -3.7℃ (-6.5〜1.5℃)
水温:3.8℃
時間:3時間 (午前5時半〜午前8時半)
反応:1回(エビ0回・ショートバイト0回・追尾0回・反転0回)
釣果:1尾
■脚注■ この記事では、2回分の釣行記録を載せています。
今回の釣行は、目的も、やる事も、悩みも、先週と同じ。目的は、過去2回、好反応だった月齢18を試すことだった。「この月齢なら、今後も期待できるのか?」が知りたい。

やる事は、波の影響を排除するため、風裏のべた凪〜さざ波の条件で、ミノーへの反応を観察することだった。風は予報通りの西風。西岸だけ、ぽっかりと穏やかな湖面だった。前回同様、べた凪のニナル一帯を叩いた。

悩みは、先週同様に、今日が月齢17.5という点。月齢17と月齢18の境目。もし仮に、期待通りに月齢18の好反応のピークがあったとしても「今日なのか?、明日なのか?」分からない。翌日は、すでに有給の手続きをしている。
ニナルは、先週までは水の流れが無かった。しかし今日は、チョロチョロの流れだが、水が流れ始めた。水深は、今のところ、くるぶし程度。

日出の午前5時半に開始。周囲を3時間叩いた。反応は1回だけ。岸から5m程度のブレイクのショルダーの上で、30cm程度のブラウントラウトだった (5:36)。ハーモニカ喰いで、フロントフックに掛かっていた。

反応はこれ1回だけだった。
「喰い方は理想的。しかしサイズが小さ過ぎる」。「今日勝負すべきか?。明日に期待するか?」悩む結果だった。丸一日の釣りを2日連続でするのは、体力的に不可能。夕方までやるなら、今日か明日、2つに1つ。
結局「明日に期待しよう」と判断して、このまま札幌に戻った。明日も、同じ場所を、同じミノーで叩く予定。

天気図は日本気象協会(http://www.tenki.jp/guide/chart/)を引用。
方法:岸からの釣り
月齢:19
気温:日平均 ●℃ (●〜●℃)
水温:未測定
時間:6時間 (午前7時過ぎ〜午後6時前)
反応:7回(エビ1回・ショートバイト1回・追尾2回・反転0回)
釣果:3尾
この日は、ドタバタな1日だった。午前7時過ぎに開始。風は、予報では東南東だったが、西風で始まった。昨日と同じく、べた凪のニナルを叩いた。

ニナル河口の右岸に先行者がいるのを確認し、まず、その手前を叩いた。無反応。先行者をやり過ごす時、声をかけられ、しばし雑談。先週、コメント欄に書き込みしてくれた、たまごさんだった。40cm台と60cm台をすでに獲ったとのこと。自分とは真逆の釣り。雑談後、河口の奥も叩いたが無反応。
率直な感想は「月齢云々以前。すでに自分のミノーは、この一帯の全員に学習されている」だった。1ヶ月間で5回叩いている。しかも昨日と今日で2日連続。そこで、この時点では「結局、ピークは昨日だったかもしれないし、今日かもしれないし。さっぱり分からない」だった。
ただ、今日すべきことは明確になった。このミノーで叩いた回数が少ないエリア (フレナイ、旧有料道路、丸駒) のうち、波のあるエリアで、日没まで徹底的に叩き、何とか1尾獲る。ただそれだけ。
午前9時過ぎにニナルを見切り、斜面を登って林道に出て、見晴らしの良い所まで行き、湖面全体を観察した。加えて、アメダスを確認。間違いなく西風の日。叩くなら旧有料道路か丸駒。そこで、林道を1時間強かけて歩き、車に戻って、東岸を目指した。ところが、運転中に湖面を見ると、今度は南東風の波になってる。さっきと真逆。天気予報通りになった。「勘弁してよっ!」とため息が出た。車を再度、美笛の入口に戻し、林道経由でフレナイまで歩いた。無駄な往復を含め、4時間、ただただ林道を歩いた。
フレナイの波は「これなら絶対に釣れる」と確信できる程度に良かった。正午半に、ここで再開。

1時間半かけて、手早くチェックして、反応が3回。1つめ。ゆっくり重みが乗ったが、すっぽ抜けた。2つめ、乗ったが、数十秒後に抜けた。サイズは50cm以下。3つめ。エビになって帰って来た。
これで状況が掴めた。今日は「波があるのに全く釣れない日」。4段階評価(◎, ○, △, ×)の「×と△の中間程度」の日。去年、何度もこういう状況を体験した。ミノーへの好反応のピークは「間違いなく昨日だった...」と痛感した。「馬鹿だった...」とひたすら後悔。「この波が日没まで続いても、多分ボウズ。奇跡が起これば40cm前後が一尾。それ以外ありえない」と自覚した。
次いで、ギャンブルと覚悟してオコタンに向かった。ミノーが不利な場所。「時間の無駄だろ」と思いながら湖岸を歩いていると、波が勢いを失ってしまった。この時点で「どうする?。叩くの?」と、ここまで歩いたことを後悔した。

一応、オコタン周辺を30分叩いた。しかし無反応。「波があっても釣れない日に、波がない所を叩くお前は馬鹿?」と後悔し、ここで帰り支度をした。
しかし、まだ未練がましく「もしかしたら、弱くても、少しはマシな波が来るかもしれない」と期待し、林道ではなく、湖岸を歩くことにした。すると「もしかしたら30cmや40cmなら騙せるかもしれない」という程度に、波が復活してくれた。とはいえ「無反応でも仕方ない」とも思える湖面だった。

再開15分後、三角印の立ち位置で、いきなり、ズシリッと重くなった。ニナルとフレナイの中間地点の沢の河口の右岸。72cmのブラウントラウトだった (15:28)。低水位のため、ブレイクのショルダーが岸から7〜8m程度だった。その真上で喰ってきた。しかも、フロントフックにハーモニカ喰いしていた。サイズより「何故、喰った?」と「何故ここで?」に驚いた。さっきの渋さと全然違う。


この場所は、南風が吹く時、5回に1回程度の頻度で、50cm前後のメスが反応することがある場所だった。良型が反応した経験がない。ニナル〜フレナイ間では、C級のポイントだった。どう考えても、偶然の出会い頭。マグレの釣果だった。多分、空腹で理性を失い、たまたまシャローを徘徊している最中で、誰がどんなルアーを投げて、どんな操作をしても釣れる魚だったと思う。
今日 学んだことの1つめは「執念と気合いで叩き続ければ、マグレが起きることもある」だった。
今朝、美笛の入口に車を停めてから、9時間半でようやく得たヒットだった。これでやる気は出た。しかしすぐに、ほぼべた凪に戻ってしまった。

ただし、フレナイでの不調な反応と、この1尾で「こう誘うのはどう?」というアイディアが浮かんだ。「今日はべた凪では絶対釣れない」という状況なので、気楽だった。今後への練習のつもりで、2時間かけて、適当に、いろいろ試してみた。
すると、ほぼべた凪なのに、2尾が騙された。52cm (16:33) と45cm (147:24) のブラウントラウト。2尾ともハーモニカ喰い。「マジかっ?」だった。2尾とも、過去に一度も反応したことがない場所だった。明らかに、72cm同様、腹を空かして、ブレイク沿いを徘徊していた連中だと思う。しかも、ブレイクのショルダーが岸から4m程度の場所で、その真上で喰ったので、べた凪の中、喰う瞬間がはっきり見えた。楽しいヒットだった。


今日 学んだことの2つめは、ブレイクが岸から間近のエリアでの「今まで気付かなかったキモの発見」だった。今後の検討が楽しみになった。帰りの車の中で「この釣りは、どう考えてもベイトタックルだろ」と感じた。その方が、効率的だし、絶対に楽しい。次に来る時は、ベイトタックルで挑戦する予定。
結局、今日は、当初の目論見は完全に外した。しかし、新しい発見や教訓が見つかった1日だった。

天気図は日本気象協会(http://www.tenki.jp/guide/chart/)を引用。
月齢:18
気温:日平均 -3.7℃ (-6.5〜1.5℃)
水温:3.8℃
時間:3時間 (午前5時半〜午前8時半)
反応:1回(エビ0回・ショートバイト0回・追尾0回・反転0回)
釣果:1尾
■脚注■ この記事では、2回分の釣行記録を載せています。
今回の釣行は、目的も、やる事も、悩みも、先週と同じ。目的は、過去2回、好反応だった月齢18を試すことだった。「この月齢なら、今後も期待できるのか?」が知りたい。

やる事は、波の影響を排除するため、風裏のべた凪〜さざ波の条件で、ミノーへの反応を観察することだった。風は予報通りの西風。西岸だけ、ぽっかりと穏やかな湖面だった。前回同様、べた凪のニナル一帯を叩いた。

悩みは、先週同様に、今日が月齢17.5という点。月齢17と月齢18の境目。もし仮に、期待通りに月齢18の好反応のピークがあったとしても「今日なのか?、明日なのか?」分からない。翌日は、すでに有給の手続きをしている。
ニナルは、先週までは水の流れが無かった。しかし今日は、チョロチョロの流れだが、水が流れ始めた。水深は、今のところ、くるぶし程度。

日出の午前5時半に開始。周囲を3時間叩いた。反応は1回だけ。岸から5m程度のブレイクのショルダーの上で、30cm程度のブラウントラウトだった (5:36)。ハーモニカ喰いで、フロントフックに掛かっていた。

反応はこれ1回だけだった。
「喰い方は理想的。しかしサイズが小さ過ぎる」。「今日勝負すべきか?。明日に期待するか?」悩む結果だった。丸一日の釣りを2日連続でするのは、体力的に不可能。夕方までやるなら、今日か明日、2つに1つ。
結局「明日に期待しよう」と判断して、このまま札幌に戻った。明日も、同じ場所を、同じミノーで叩く予定。

天気図は日本気象協会(http://www.tenki.jp/guide/chart/)を引用。
方法:岸からの釣り
月齢:19
気温:日平均 ●℃ (●〜●℃)
水温:未測定
時間:6時間 (午前7時過ぎ〜午後6時前)
反応:7回(エビ1回・ショートバイト1回・追尾2回・反転0回)
釣果:3尾
この日は、ドタバタな1日だった。午前7時過ぎに開始。風は、予報では東南東だったが、西風で始まった。昨日と同じく、べた凪のニナルを叩いた。

ニナル河口の右岸に先行者がいるのを確認し、まず、その手前を叩いた。無反応。先行者をやり過ごす時、声をかけられ、しばし雑談。先週、コメント欄に書き込みしてくれた、たまごさんだった。40cm台と60cm台をすでに獲ったとのこと。自分とは真逆の釣り。雑談後、河口の奥も叩いたが無反応。
率直な感想は「月齢云々以前。すでに自分のミノーは、この一帯の全員に学習されている」だった。1ヶ月間で5回叩いている。しかも昨日と今日で2日連続。そこで、この時点では「結局、ピークは昨日だったかもしれないし、今日かもしれないし。さっぱり分からない」だった。
ただ、今日すべきことは明確になった。このミノーで叩いた回数が少ないエリア (フレナイ、旧有料道路、丸駒) のうち、波のあるエリアで、日没まで徹底的に叩き、何とか1尾獲る。ただそれだけ。
午前9時過ぎにニナルを見切り、斜面を登って林道に出て、見晴らしの良い所まで行き、湖面全体を観察した。加えて、アメダスを確認。間違いなく西風の日。叩くなら旧有料道路か丸駒。そこで、林道を1時間強かけて歩き、車に戻って、東岸を目指した。ところが、運転中に湖面を見ると、今度は南東風の波になってる。さっきと真逆。天気予報通りになった。「勘弁してよっ!」とため息が出た。車を再度、美笛の入口に戻し、林道経由でフレナイまで歩いた。無駄な往復を含め、4時間、ただただ林道を歩いた。
フレナイの波は「これなら絶対に釣れる」と確信できる程度に良かった。正午半に、ここで再開。

1時間半かけて、手早くチェックして、反応が3回。1つめ。ゆっくり重みが乗ったが、すっぽ抜けた。2つめ、乗ったが、数十秒後に抜けた。サイズは50cm以下。3つめ。エビになって帰って来た。
これで状況が掴めた。今日は「波があるのに全く釣れない日」。4段階評価(◎, ○, △, ×)の「×と△の中間程度」の日。去年、何度もこういう状況を体験した。ミノーへの好反応のピークは「間違いなく昨日だった...」と痛感した。「馬鹿だった...」とひたすら後悔。「この波が日没まで続いても、多分ボウズ。奇跡が起これば40cm前後が一尾。それ以外ありえない」と自覚した。
次いで、ギャンブルと覚悟してオコタンに向かった。ミノーが不利な場所。「時間の無駄だろ」と思いながら湖岸を歩いていると、波が勢いを失ってしまった。この時点で「どうする?。叩くの?」と、ここまで歩いたことを後悔した。

一応、オコタン周辺を30分叩いた。しかし無反応。「波があっても釣れない日に、波がない所を叩くお前は馬鹿?」と後悔し、ここで帰り支度をした。
しかし、まだ未練がましく「もしかしたら、弱くても、少しはマシな波が来るかもしれない」と期待し、林道ではなく、湖岸を歩くことにした。すると「もしかしたら30cmや40cmなら騙せるかもしれない」という程度に、波が復活してくれた。とはいえ「無反応でも仕方ない」とも思える湖面だった。

再開15分後、三角印の立ち位置で、いきなり、ズシリッと重くなった。ニナルとフレナイの中間地点の沢の河口の右岸。72cmのブラウントラウトだった (15:28)。低水位のため、ブレイクのショルダーが岸から7〜8m程度だった。その真上で喰ってきた。しかも、フロントフックにハーモニカ喰いしていた。サイズより「何故、喰った?」と「何故ここで?」に驚いた。さっきの渋さと全然違う。


この場所は、南風が吹く時、5回に1回程度の頻度で、50cm前後のメスが反応することがある場所だった。良型が反応した経験がない。ニナル〜フレナイ間では、C級のポイントだった。どう考えても、偶然の出会い頭。マグレの釣果だった。多分、空腹で理性を失い、たまたまシャローを徘徊している最中で、誰がどんなルアーを投げて、どんな操作をしても釣れる魚だったと思う。
今日 学んだことの1つめは「執念と気合いで叩き続ければ、マグレが起きることもある」だった。
今朝、美笛の入口に車を停めてから、9時間半でようやく得たヒットだった。これでやる気は出た。しかしすぐに、ほぼべた凪に戻ってしまった。

ただし、フレナイでの不調な反応と、この1尾で「こう誘うのはどう?」というアイディアが浮かんだ。「今日はべた凪では絶対釣れない」という状況なので、気楽だった。今後への練習のつもりで、2時間かけて、適当に、いろいろ試してみた。
すると、ほぼべた凪なのに、2尾が騙された。52cm (16:33) と45cm (147:24) のブラウントラウト。2尾ともハーモニカ喰い。「マジかっ?」だった。2尾とも、過去に一度も反応したことがない場所だった。明らかに、72cm同様、腹を空かして、ブレイク沿いを徘徊していた連中だと思う。しかも、ブレイクのショルダーが岸から4m程度の場所で、その真上で喰ったので、べた凪の中、喰う瞬間がはっきり見えた。楽しいヒットだった。


今日 学んだことの2つめは、ブレイクが岸から間近のエリアでの「今まで気付かなかったキモの発見」だった。今後の検討が楽しみになった。帰りの車の中で「この釣りは、どう考えてもベイトタックルだろ」と感じた。その方が、効率的だし、絶対に楽しい。次に来る時は、ベイトタックルで挑戦する予定。
結局、今日は、当初の目論見は完全に外した。しかし、新しい発見や教訓が見つかった1日だった。

天気図は日本気象協会(http://www.tenki.jp/guide/chart/)を引用。
2019年03月17日
支笏湖2019年3月17日
方法:岸からの釣り
月齢:11
気温:日平均 ●℃ (●〜●℃)
水温:2.8℃
時間:6時間 (午前6時半〜午後3時)
反応:5回(エビ2回・ショートバイト1回・追尾0回・反転1回)
釣果:1尾
前回の釣行で、自分のミノーの釣りが、ほとんど学習されていることを自覚できた。新しい試行錯誤が必要だが、その前に、何回かの釣行を繰り返し、確認すべき事がある。そう感じていた。これを、今年の前半戦で行う予定。
一昨年の初夏から、1個のミノーを中心にして釣りをしている。合計29回釣行した。月齢0から30のうち、約半分の15個の月齢を経験したことになる。このミノーへの反応を4段階(×、△、○、◎)に区別し、月齢の数直線に並べると、以下のようになる。

「今日は凄い」の「◎」は9回で、釣行回数の約3分の1となる。一方「全く駄目」の「×」が8回で、これも釣行回数の約3分の1。とにかく、良い時と悪い時の落差の激しい釣りだった。
結局、3回に1回は楽しめて、3回に1回は苦戦し、3回に1回は手も足も出なかった。そして、「今日は凄い」の9回のうち、8回が、月齢11と18と25に分布していた。
そこで「この3つの月齢なら、今後も効果があるのだろうか?」という疑問が湧く。限定された月齢なので、このミノーは、もはや主戦力にはならない。しかし、この疑問だけは確認する必要があると考えた。
今日の月齢は整数にすると「月齢11」。期待できる月齢だった。ただし、不確定要素があった。この日の月齢は、もう少し正確には「月齢10.5」。月齢10と月齢11の境目だった。そこで、自分が期待する、月齢11特有の反応のピークが、もし仮にあったとしても「今日(日曜日)かもしれないし、明日(月曜日)かもしれない」。この不確定要素は、来週(月齢18)も再来週(月齢25)も続く。
「悩ましい3月下旬」という状況。今日から3週連続で、目的が明確にならない釣行となる。しかし、行って、叩いて、反応を観察するしかない。
今日の予報は北西の風だった。そこで、あえて風裏のニナルに入った。去年学んだ教訓がある。ルアーへの好反応の有無を確認するなら、波が弱い場所がよい。波があると「波があるから釣れた」という可能性を残す。効果が強いルアーは、さざ波でも十分釣れる。べた凪でも、激しくルアーに触れてくる。で、ニナルに入った。期待通りの弱いさざ波だった。

ニナルを選んだ理由がもう一つあった。ニナルは去年、一番沢山叩いたエリアだった。このミノーを一番学習されているはず。これも、今日の目的には好都合だった。
まず、河口の奥を叩いた。この時、ほぼべた凪で、エビが1回。次いで、河口の手前からワンドにかけて叩いた。途中から、天気予報とは逆の東風が吹き始め、良い波が立ち始めた。

ここで反応が4回。3回は乗らなかった。モゾモゾッという感じのショートバイト。エビ。ミノーの位置での、小さな水柱のあとの大きな波紋。最後にようやくヒット。45cm(0.8kg)のブラウントラウト(8:46)。

これで状況が掴めた気がした。今日は基本的に、波があっても無くても、エビか反転の日。誰もが口を使うことを躊躇している。この子達を騙すには良い波が必須で、しかもそれでも、騙せるのは50cm以下。「この釣りは確かに末期症状の一歩手前」としか思えない反応だった。去年の月齢11は、さざ波さえあれば、エビは一切なく、反応すればヒットだった
ニナルから離れた場所でも、この傾向を再確認したいと考えた。が、あちこち車だらけ。先行者が帰ったあとの駐車スペースだが、姫鱒橋と樽前橋〜紋別橋間だけは空いていた。この2カ所で、合計3時間叩いたが、無反応だった。「エビ位、確認したい」と考えていたが、面倒臭くなり、午後3時に終了。
今年の前半戦は、釣果は気にせずに、こんな確認を続けていく予定。何も分からない手探りの状態から、4年間試行錯誤を続けた方法だった。思い入れも愛着もある。最期をしっかり看取る予定。
■伝言■ チバさん。出荷時のフックは、カルティバのStinger TREBLE ST-26TNで、前が#10、後ろが#12です。

天気図は日本気象協会(http://www.tenki.jp/guide/chart/)を引用。
月齢:11
気温:日平均 ●℃ (●〜●℃)
水温:2.8℃
時間:6時間 (午前6時半〜午後3時)
反応:5回(エビ2回・ショートバイト1回・追尾0回・反転1回)
釣果:1尾
前回の釣行で、自分のミノーの釣りが、ほとんど学習されていることを自覚できた。新しい試行錯誤が必要だが、その前に、何回かの釣行を繰り返し、確認すべき事がある。そう感じていた。これを、今年の前半戦で行う予定。
一昨年の初夏から、1個のミノーを中心にして釣りをしている。合計29回釣行した。月齢0から30のうち、約半分の15個の月齢を経験したことになる。このミノーへの反応を4段階(×、△、○、◎)に区別し、月齢の数直線に並べると、以下のようになる。

「今日は凄い」の「◎」は9回で、釣行回数の約3分の1となる。一方「全く駄目」の「×」が8回で、これも釣行回数の約3分の1。とにかく、良い時と悪い時の落差の激しい釣りだった。
結局、3回に1回は楽しめて、3回に1回は苦戦し、3回に1回は手も足も出なかった。そして、「今日は凄い」の9回のうち、8回が、月齢11と18と25に分布していた。
そこで「この3つの月齢なら、今後も効果があるのだろうか?」という疑問が湧く。限定された月齢なので、このミノーは、もはや主戦力にはならない。しかし、この疑問だけは確認する必要があると考えた。
今日の月齢は整数にすると「月齢11」。期待できる月齢だった。ただし、不確定要素があった。この日の月齢は、もう少し正確には「月齢10.5」。月齢10と月齢11の境目だった。そこで、自分が期待する、月齢11特有の反応のピークが、もし仮にあったとしても「今日(日曜日)かもしれないし、明日(月曜日)かもしれない」。この不確定要素は、来週(月齢18)も再来週(月齢25)も続く。
「悩ましい3月下旬」という状況。今日から3週連続で、目的が明確にならない釣行となる。しかし、行って、叩いて、反応を観察するしかない。
今日の予報は北西の風だった。そこで、あえて風裏のニナルに入った。去年学んだ教訓がある。ルアーへの好反応の有無を確認するなら、波が弱い場所がよい。波があると「波があるから釣れた」という可能性を残す。効果が強いルアーは、さざ波でも十分釣れる。べた凪でも、激しくルアーに触れてくる。で、ニナルに入った。期待通りの弱いさざ波だった。

ニナルを選んだ理由がもう一つあった。ニナルは去年、一番沢山叩いたエリアだった。このミノーを一番学習されているはず。これも、今日の目的には好都合だった。
まず、河口の奥を叩いた。この時、ほぼべた凪で、エビが1回。次いで、河口の手前からワンドにかけて叩いた。途中から、天気予報とは逆の東風が吹き始め、良い波が立ち始めた。

ここで反応が4回。3回は乗らなかった。モゾモゾッという感じのショートバイト。エビ。ミノーの位置での、小さな水柱のあとの大きな波紋。最後にようやくヒット。45cm(0.8kg)のブラウントラウト(8:46)。

これで状況が掴めた気がした。今日は基本的に、波があっても無くても、エビか反転の日。誰もが口を使うことを躊躇している。この子達を騙すには良い波が必須で、しかもそれでも、騙せるのは50cm以下。「この釣りは確かに末期症状の一歩手前」としか思えない反応だった。去年の月齢11は、さざ波さえあれば、エビは一切なく、反応すればヒットだった
ニナルから離れた場所でも、この傾向を再確認したいと考えた。が、あちこち車だらけ。先行者が帰ったあとの駐車スペースだが、姫鱒橋と樽前橋〜紋別橋間だけは空いていた。この2カ所で、合計3時間叩いたが、無反応だった。「エビ位、確認したい」と考えていたが、面倒臭くなり、午後3時に終了。
今年の前半戦は、釣果は気にせずに、こんな確認を続けていく予定。何も分からない手探りの状態から、4年間試行錯誤を続けた方法だった。思い入れも愛着もある。最期をしっかり看取る予定。
■伝言■ チバさん。出荷時のフックは、カルティバのStinger TREBLE ST-26TNで、前が#10、後ろが#12です。

天気図は日本気象協会(http://www.tenki.jp/guide/chart/)を引用。
2019年03月11日
支笏湖2019年3月10日(補足)悪夢から一日
ここ数回の釣行で、去年のような反応の多さが全く無いことを経験しました。今回の無反応で、完全に、目が覚めました。
以前、コメント欄に書いた内容ですが、ブログ本文に書いてなかった内容を書きます。以下の私の経験は、若い方々は、知っておいた方がよいと思います。
「支笏湖で、このジャンルのルアーを使う人はいないだろう」という基準で、いろいろ試していくと、たまに「これは凄いぞ!」という奴に出会います。私は過去に3個、出会いました。
必ずいつも、同じ経時変化をたどります。
1年目。安定した釣果に恵まれます。湖面の条件や月齢次第ですが、普通に、1回の釣行で1〜5尾獲れます。ショートバイトの数が半端ありません。1回の釣行で10回以上という事も、時々、起こります。「支笏湖って、こんなにブラウントラウトがウヨウヨ居るのか!」と感動します。「このルアーさえ持っておけば、一生、楽しい思いを堪能できる」と期待します。
2年目。ある日突然、釣果もショートバイトも激減します。ただし、反応は1日数回はあります。ゴンッとかグイッとか、重量感のあるショートバイトが時々あります。良型が、ルアーの背後で反転したであろう、大きな波紋が水面に広がることもあります。ルアーの真横でのイルカジャンプや、ルアーの真横でドッボ〜ン!という水柱、というのも経験しました。
釣果を期待させる反応は、1日の中に1〜2回あります。ドキドキはできます。しかし、ほとんどヒットに至らなくなります。数回の釣行で、せいぜい1尾の釣果に落ちます。次第にストレスが溜まります。
3年目。ショートバイトすら、ほとんど無くなります。4年目。完全に無視されます。もちろん、完全に釣れなくなる訳ではありません。「8時間叩き続ける」を繰り返せば、時々、釣果があります。ですから、普通のルアーになる、ということです。
私が経験した3個のルアー、全て、このパターンでした。
支笏湖のブラウントラウトは賢いです。釣り人にとって、特に困るのはショートバイトです。ショートバイトは、餌だと思ってルアーを喰おうとした直前に「違う! 餌じゃない」と見切る行為だと考えます。この過程で、この魚は、そのルアーを学習するようです。ショートバイトが多いルアーは、翌年、ショートバイトが激減し、ヒットがほとんど無くなります。
ショートバイトは、ブラウントラウトの立場に立つと「ルアーに対する学習過程」だと感じます。釣り人にとっては、困った話です。釣果がないのに学習されるからです。
私がこの数年間、とことん試したのは、10〜15gの範囲の、リップの付いたフローティングミノーです。今回で「明らかに旬を過ぎた」と実感しました。今の水温の上がる時期、この無反応はあり得ません。かつ、この日の月齢は、去年の好感触の月齢の1つでした。良い波と、良い月齢で、好釣果を確信した上での、完全なる無反応です。
もちろん、違うメーカーのフローティングミノーを試す手もあります。しかし多分、やるだけ無駄です。一昨年、バスとシーバスの代表的な人気ミノーの、いくつかを試しました。全て、良い反応でした。私がこの1年間酷使したミノーは、単に「横風や向い風でも飛距離が落ちにくい」と「潜航深度が浅くて、根掛かりしにくい」という、使い勝手の根拠だけで選んでいます。ブラウントラウトへの効果は、体感できる違いがありません。多分、今となっては、どれも見切られると思います。
今年、今後の釣行の一部の時間を使って「ほぼ無視されている」ことを確認する予定です。しかし大半の時間は、再度、誰も試していない釣りを探すことに費やす予定です。
一部の若い方に向けて、上から目線になりますが、アドバイスがあります。このブログを見て、リップの付いたフローティングミノーを購入されたとか、使い始めたという話を、湖畔等で聞いたことが何度かあります。私が伝えたいのは「もはや、このジャンルはお薦めしません」です。
この数年で、ショートバイト、エビ、ルアーの真下に付いた直後の反転など、このミノーを見切ったブラウントラウトは、正確に数えていませんが、200回以上あります。少なくとも、岸際で暮らすブラウントラウトの200尾以上は、このジャンルのルアーを学習したと思います。
そこでおそらく「沖で暮らす個体が偶然にシャローに訪れた」という偶然に遭遇できない限り、このジャンルのルアーの強みは生きないと考えます。
この現実を突きつけられ、この文章を書きながら、本人は、かなりガッカリしています...(笑)。今回の教訓は「3度あることは4度ある」でした。
以前、コメント欄に書いた内容ですが、ブログ本文に書いてなかった内容を書きます。以下の私の経験は、若い方々は、知っておいた方がよいと思います。
「支笏湖で、このジャンルのルアーを使う人はいないだろう」という基準で、いろいろ試していくと、たまに「これは凄いぞ!」という奴に出会います。私は過去に3個、出会いました。
必ずいつも、同じ経時変化をたどります。
1年目。安定した釣果に恵まれます。湖面の条件や月齢次第ですが、普通に、1回の釣行で1〜5尾獲れます。ショートバイトの数が半端ありません。1回の釣行で10回以上という事も、時々、起こります。「支笏湖って、こんなにブラウントラウトがウヨウヨ居るのか!」と感動します。「このルアーさえ持っておけば、一生、楽しい思いを堪能できる」と期待します。
2年目。ある日突然、釣果もショートバイトも激減します。ただし、反応は1日数回はあります。ゴンッとかグイッとか、重量感のあるショートバイトが時々あります。良型が、ルアーの背後で反転したであろう、大きな波紋が水面に広がることもあります。ルアーの真横でのイルカジャンプや、ルアーの真横でドッボ〜ン!という水柱、というのも経験しました。
釣果を期待させる反応は、1日の中に1〜2回あります。ドキドキはできます。しかし、ほとんどヒットに至らなくなります。数回の釣行で、せいぜい1尾の釣果に落ちます。次第にストレスが溜まります。
3年目。ショートバイトすら、ほとんど無くなります。4年目。完全に無視されます。もちろん、完全に釣れなくなる訳ではありません。「8時間叩き続ける」を繰り返せば、時々、釣果があります。ですから、普通のルアーになる、ということです。
私が経験した3個のルアー、全て、このパターンでした。
支笏湖のブラウントラウトは賢いです。釣り人にとって、特に困るのはショートバイトです。ショートバイトは、餌だと思ってルアーを喰おうとした直前に「違う! 餌じゃない」と見切る行為だと考えます。この過程で、この魚は、そのルアーを学習するようです。ショートバイトが多いルアーは、翌年、ショートバイトが激減し、ヒットがほとんど無くなります。
ショートバイトは、ブラウントラウトの立場に立つと「ルアーに対する学習過程」だと感じます。釣り人にとっては、困った話です。釣果がないのに学習されるからです。
私がこの数年間、とことん試したのは、10〜15gの範囲の、リップの付いたフローティングミノーです。今回で「明らかに旬を過ぎた」と実感しました。今の水温の上がる時期、この無反応はあり得ません。かつ、この日の月齢は、去年の好感触の月齢の1つでした。良い波と、良い月齢で、好釣果を確信した上での、完全なる無反応です。
もちろん、違うメーカーのフローティングミノーを試す手もあります。しかし多分、やるだけ無駄です。一昨年、バスとシーバスの代表的な人気ミノーの、いくつかを試しました。全て、良い反応でした。私がこの1年間酷使したミノーは、単に「横風や向い風でも飛距離が落ちにくい」と「潜航深度が浅くて、根掛かりしにくい」という、使い勝手の根拠だけで選んでいます。ブラウントラウトへの効果は、体感できる違いがありません。多分、今となっては、どれも見切られると思います。
今年、今後の釣行の一部の時間を使って「ほぼ無視されている」ことを確認する予定です。しかし大半の時間は、再度、誰も試していない釣りを探すことに費やす予定です。
一部の若い方に向けて、上から目線になりますが、アドバイスがあります。このブログを見て、リップの付いたフローティングミノーを購入されたとか、使い始めたという話を、湖畔等で聞いたことが何度かあります。私が伝えたいのは「もはや、このジャンルはお薦めしません」です。
この数年で、ショートバイト、エビ、ルアーの真下に付いた直後の反転など、このミノーを見切ったブラウントラウトは、正確に数えていませんが、200回以上あります。少なくとも、岸際で暮らすブラウントラウトの200尾以上は、このジャンルのルアーを学習したと思います。
そこでおそらく「沖で暮らす個体が偶然にシャローに訪れた」という偶然に遭遇できない限り、このジャンルのルアーの強みは生きないと考えます。
この現実を突きつけられ、この文章を書きながら、本人は、かなりガッカリしています...(笑)。今回の教訓は「3度あることは4度ある」でした。
2019年03月10日
支笏湖2019年3月10日
方法:岸からの釣り
月齢:4
気温:日平均 ●℃ (●〜●℃)
水温:3.1℃
時間:7時間 (午前7時半〜午後5時半)
反応:0回(エビ0回・ショートバイト0回・追尾0回・反転0回)
釣果:0尾
この日は、午前は西風、お昼過ぎにべた凪。午後は東風だった。午前7時に95kmで開始。94kmまで、4時間かけて叩いた。波は問題なかった。

しかし、何一つなかった。ヒットはおろか、エビもなし、ショートバイトもなし、追尾もなし、ミノーの下にいきなり付いた後に反転して去って行くこともなし。なんにもなし。「マジかっ?。嘘だろ?」としか思えなかった。
この区間で、昨年の6月にお会いしたフライの方に声をかけてもらった。「支笏湖でのんびりと^^」のnorthさんだと、教えてもらった。しばし雑談。車に戻り、ランディングネットを失ったのに気付き、再度95kmから湖岸を歩いた。northさんが、もう一人の方と休憩していた。この方が、なんと「支笏湖のフライ日記」のhataさんだった。想像していた通りの、穏やかで人柄の良い紳士な方だった。しばし長話。ランディングネットは見つからず、後日探しに行くが、2人と談笑できたのが、今日の大きな収穫の1つだった。
で本題。「これはあり得ない」と感じ、通い慣れたニナルに行くことにした。無反応の、だめ押しの確認が目的だった。歩く最中、シコバカさんを含む5名の方とすれ違った。今日、最低5人はニナルを叩いていたことになる。そのハンデはあっても、最初は「最低エビ位あるだろ?」と甘い期待も少しはあった。

ここでも、2時間、何もなかった。
悪あがきで、国道への登り口から1時間程度、トンネル方向に向けて叩いた。波自体は「釣れないはずがない」と確信できる好条件。

しかし、何も、なんにも、なかった。午後5時半、終了。
今日は衝撃的な1日だった。リップの付いたフローティングミノーを多用するようになったのが2年前。それ以来、30回近く通っている。ボウズも数回あった。しかし、ボウズでも、エビがあったり、追尾か反転があったり、ショートバイトがあったりで、何らかの反応は必ずあった。こんな時は「今日は外している」と実感できたし、ボウズなりに、学べた点があった。
しかし、今日は、ブラウントラウトが自分の釣りに完全に沈黙した。誰一人、何一つ興味を示さなかった。「マジかっ?」と「どういうことっ?」で茫然自失。何一つ訳が分からない。「このタイプのルアーは、墜ちる時はここまで墜ちるんだ...」と7時間投げ続けて、身にしみて実感できた。これが、今日のもう1つの大きな収穫だった。

天気図は日本気象協会(http://www.tenki.jp/guide/chart/)を引用。
月齢:4
気温:日平均 ●℃ (●〜●℃)
水温:3.1℃
時間:7時間 (午前7時半〜午後5時半)
反応:0回(エビ0回・ショートバイト0回・追尾0回・反転0回)
釣果:0尾
この日は、午前は西風、お昼過ぎにべた凪。午後は東風だった。午前7時に95kmで開始。94kmまで、4時間かけて叩いた。波は問題なかった。

しかし、何一つなかった。ヒットはおろか、エビもなし、ショートバイトもなし、追尾もなし、ミノーの下にいきなり付いた後に反転して去って行くこともなし。なんにもなし。「マジかっ?。嘘だろ?」としか思えなかった。
この区間で、昨年の6月にお会いしたフライの方に声をかけてもらった。「支笏湖でのんびりと^^」のnorthさんだと、教えてもらった。しばし雑談。車に戻り、ランディングネットを失ったのに気付き、再度95kmから湖岸を歩いた。northさんが、もう一人の方と休憩していた。この方が、なんと「支笏湖のフライ日記」のhataさんだった。想像していた通りの、穏やかで人柄の良い紳士な方だった。しばし長話。ランディングネットは見つからず、後日探しに行くが、2人と談笑できたのが、今日の大きな収穫の1つだった。
で本題。「これはあり得ない」と感じ、通い慣れたニナルに行くことにした。無反応の、だめ押しの確認が目的だった。歩く最中、シコバカさんを含む5名の方とすれ違った。今日、最低5人はニナルを叩いていたことになる。そのハンデはあっても、最初は「最低エビ位あるだろ?」と甘い期待も少しはあった。

ここでも、2時間、何もなかった。
悪あがきで、国道への登り口から1時間程度、トンネル方向に向けて叩いた。波自体は「釣れないはずがない」と確信できる好条件。

しかし、何も、なんにも、なかった。午後5時半、終了。
今日は衝撃的な1日だった。リップの付いたフローティングミノーを多用するようになったのが2年前。それ以来、30回近く通っている。ボウズも数回あった。しかし、ボウズでも、エビがあったり、追尾か反転があったり、ショートバイトがあったりで、何らかの反応は必ずあった。こんな時は「今日は外している」と実感できたし、ボウズなりに、学べた点があった。
しかし、今日は、ブラウントラウトが自分の釣りに完全に沈黙した。誰一人、何一つ興味を示さなかった。「マジかっ?」と「どういうことっ?」で茫然自失。何一つ訳が分からない。「このタイプのルアーは、墜ちる時はここまで墜ちるんだ...」と7時間投げ続けて、身にしみて実感できた。これが、今日のもう1つの大きな収穫だった。

天気図は日本気象協会(http://www.tenki.jp/guide/chart/)を引用。
2019年03月08日
支笏湖2019年3月8日
方法:岸からの釣り
月齢:2
気温:日平均 -1.7℃ (-5.8〜2.1℃)
水温:水温計を紛失中
時間:5時間 (午前10時過ぎ〜午後5時)
反応:2回(エビ0回・ショートバイト0回、追尾0回)
釣果:1尾
この日は西風の1日だった。午前10時過ぎ開始。まだ叩いていないエリアを叩くのが目的。紋別橋〜樽前橋間で始めた。開始時は波が弱めだったが、次第に良くなった。

2時間叩き、反応は1回だけだった。ゆっくり重みが乗り、直後に抜けた。反転したギラッとした魚体から40cm台半ば程度。
これだけだった。この場所は、サイズは大きくないが、数が多い印象がある。一方、サイズの割に、みんな賢い。ヒットに至ることは滅多にないが、5〜6月なら、エビも含めれば反応の数は3〜5回程度ある。今日は1回だけ。これで、ため息が出た。「今日も、前回同様、居ない日だな」と実感。
次いで、正午半。支笏湖トンネルの東側で再開。まず、多くの人が見逃しがちなポイントで数投。無反応。「操作法が駄目なのだろうか?」と不安を感じた。そこで支寒内に向けて、数年前に知人に教わった操作に変更して、1時間半叩いた。しかしこれも駄目。1回も反応が無かった。「居ない。ショートバイトもエビもない」と落胆した。

ここで「今日はボウズの可能性が高い」と覚悟。この時点で午後2時。夕マズメまで3時間半。このまま叩き続ければ、1尾位乗るかもしれない。しかし、疲れがあり、やる気がでない。「見込みの薄い日は、早めに見切りを付け、早々に帰った方がよい」という感情が、強かった。
「残りの時間は下見に回そう」と判断し、丸駒に行った。「爆発する時は凄いが、駄目な時はとことん駄目」というイメージのエリア。付着藻類の様子だけ、全域しっかり観察することにした。「さすが北岸、恵庭岳の麓」と驚いた。湖岸から、ほとんど雪が消えている。

付着藻類の繁茂は凄かった。

所々、剥がれた藻のゴミが吹きたまっている。ミノーの釣りには厳しい状況。

「これが、このエリア全域か?」を知っておく必要があったので、湖岸の散歩と割り切って、歩いた。全域、同様だった。ミノーを投げない選択肢もあったが、一部、波が出ている。午後3時半、このエリアを1時間半叩いた。
開始1時間後、ようやく、ゆっくりと重みが乗った。53cmのブラウントラウトだった (16:24)。テールフックが、口の根元に掛かっていた。「良い」とは言えないが「悪い」とも言えない乗り方だった。

しかし、反応はこれ1回だけだった。午後5時、終了。
結局、首の皮一枚で、なんとかボウズを回避できた1日だった。

天気図は日本気象協会(http://www.tenki.jp/guide/chart/)を引用。
月齢:2
気温:日平均 -1.7℃ (-5.8〜2.1℃)
水温:水温計を紛失中
時間:5時間 (午前10時過ぎ〜午後5時)
反応:2回(エビ0回・ショートバイト0回、追尾0回)
釣果:1尾
この日は西風の1日だった。午前10時過ぎ開始。まだ叩いていないエリアを叩くのが目的。紋別橋〜樽前橋間で始めた。開始時は波が弱めだったが、次第に良くなった。

2時間叩き、反応は1回だけだった。ゆっくり重みが乗り、直後に抜けた。反転したギラッとした魚体から40cm台半ば程度。
これだけだった。この場所は、サイズは大きくないが、数が多い印象がある。一方、サイズの割に、みんな賢い。ヒットに至ることは滅多にないが、5〜6月なら、エビも含めれば反応の数は3〜5回程度ある。今日は1回だけ。これで、ため息が出た。「今日も、前回同様、居ない日だな」と実感。
次いで、正午半。支笏湖トンネルの東側で再開。まず、多くの人が見逃しがちなポイントで数投。無反応。「操作法が駄目なのだろうか?」と不安を感じた。そこで支寒内に向けて、数年前に知人に教わった操作に変更して、1時間半叩いた。しかしこれも駄目。1回も反応が無かった。「居ない。ショートバイトもエビもない」と落胆した。

ここで「今日はボウズの可能性が高い」と覚悟。この時点で午後2時。夕マズメまで3時間半。このまま叩き続ければ、1尾位乗るかもしれない。しかし、疲れがあり、やる気がでない。「見込みの薄い日は、早めに見切りを付け、早々に帰った方がよい」という感情が、強かった。
「残りの時間は下見に回そう」と判断し、丸駒に行った。「爆発する時は凄いが、駄目な時はとことん駄目」というイメージのエリア。付着藻類の様子だけ、全域しっかり観察することにした。「さすが北岸、恵庭岳の麓」と驚いた。湖岸から、ほとんど雪が消えている。

付着藻類の繁茂は凄かった。

所々、剥がれた藻のゴミが吹きたまっている。ミノーの釣りには厳しい状況。

「これが、このエリア全域か?」を知っておく必要があったので、湖岸の散歩と割り切って、歩いた。全域、同様だった。ミノーを投げない選択肢もあったが、一部、波が出ている。午後3時半、このエリアを1時間半叩いた。
開始1時間後、ようやく、ゆっくりと重みが乗った。53cmのブラウントラウトだった (16:24)。テールフックが、口の根元に掛かっていた。「良い」とは言えないが「悪い」とも言えない乗り方だった。

しかし、反応はこれ1回だけだった。午後5時、終了。
結局、首の皮一枚で、なんとかボウズを回避できた1日だった。

天気図は日本気象協会(http://www.tenki.jp/guide/chart/)を引用。
2019年03月03日
支笏湖2019年3月2日
方法:岸からの釣り
月齢:25
気温:日平均 -1.0℃ (-3.1〜1.2℃)
水温:水温計を紛失中
時間:9時間 (午前7時〜午後5時)
反応:4回
釣果:3尾
この日は月齢25。自分のミノーの釣りに最適な1日だった。この月齢だと、ほぼべた凪でもヒットがある。ヒットに至らなくても、激しくガツンッとショートバイトして来る。去年、月齢25で3回釣りをして、3回とも同じ経験をした。その結果「月齢25は、完全に間違いない」と自信を深めた。
「先週の魚影の濃さで、この月齢なら、丸一日使えば10尾は余裕で獲れる」と期待し、早起きして行って来た。ところが、完全に期待を外した1日だった。

午前7時過ぎ、95kmで開始。虹鱒橋方面に向けて叩いた。波はさほど強くないが、この月齢なら十分過ぎ。5時間かけて叩いた。途中で、朱鞠内湖の渡船で一緒になった若者2人に遭遇し、少し雑談した。それ以外は、一心不乱に叩き続けた。しかし、ブラウントラウトの反応は、3回だけだった。
1回目と2回目はヒット。フロントフックが口の根元にぐっさり刺さっていたので、理想的な食わせ方になっていた。55cm (7:38) と48cm (8:49) のブラウントラウト。釣った瞬間は「やっぱり月齢25。この月齢ならいつ来ても、食い方が良過ぎる」と実感した。3回目は、いきなり重量感のある重みが乗り、直後に抜けてしまった。「この程度の波だと、さすがに、良型は完全には騙せないか...」と少しガッカリ。


ところが、5時間かけて、これしか反応がなかった。先週のニナル〜美笛入口間の感触では、魚影は5月や6月並みだった。先週通りの魚影なら、ショートバイトやエビ、追尾を含めれば、10回近くは反応があるはずだった。しかし、何もない。おまけに、普段ならミノーに反応する魚が付きやすい場所が、全て無反応だった。
「居ない。全然居ない」としか思えなかった。虹鱒橋にあと100m程度のところで、集中力が切れ、このエリアを見切った。
国道に上がり「落ち着いて考えよう」と努めた。明らかに、ブレイクに付いてるブラウントラウトが少な過ぎる。1つの可能性は「このエリアの早春は、そもそも魚が少ない」で、もう1つの可能性は「今日は何らかの理由で、支笏湖全域で、ブレイクに付くブラウントラウトがディープに落ちて、消えてしまった」だった。
「この二択のうち、どっちが正解か?」を、はっきりさせる必要がある。
そこで、美笛の入口に行った。先週は、5〜6月並みの魚影だった。ニナルから美笛入口に至るまで、均等にブラウントラウトが居た。当然「あの魚影なら、支笏湖トンネルまで続いていたはず」と確信できる。そこで、午後1時、支笏湖トンネルに向けて叩き始めた。開始時、波は穏やかだったが「月齢25ならショートバイトは必ず取れる。知りたいのが魚影の濃さなら、べた凪でも判断できる」と考えた。

その上、1時間もすると、「この波なら釣れないはずはない」と自信をもてる波も出てきた。

しかし、4時間叩いて、反応は1回だけだった。43cm (14:41)。食い方は、ガッツリだった。フロントフックをしっかり飲み込んでいた。間違いなく、パターンにはまった釣りが出来ている。

しかし、午前中同様「ここなら居るはず」と思える場所の全てで無反応だった。午後5時前、夕マズメを狙う気にもなれず、終了。
この日の釣果は期待外れだった。しかし、学んだ充実感が強い1日だった。厳寒期から早春の釣りでは、時々、あまりに無反応な時がある。いつも悩むのは
■可能性1■ 魚はブレイクに付いているのに、ミノーを完全に見切った。
■可能性2■ そもそも、ブレイクに付いてるブラウントラウト (ミノーで狙える魚) が、ほとんど居ない。
のうち「どちらが正解なのか?」だった。これを判断する手段が、今まで、1つも無かった。
今日は、月齢25に滅法強い釣りをした。実際、3尾の釣果は、完全に理想的な食わせ方ができた。1尾のバラシも、フッキングできなかったが、力強い当たり方だった。居る魚には、しっかり反応させた自信がある。
そこで、どう考えても「今日は、ミノーで狙える (ブレイクに付いている) ブラウントラウトがほとんど居なかった」としか考えられなかった。月齢25のこのミノーとこの操作では、こんな結果はあり得ない。この結論以外、思い付けない。
この釣行で学んだ教訓は「厳寒期〜早春のミノーの釣りでは、ブラウントラウトが居る日もあるし、居ない日もある」だった。ミノーの選択や操作法の選択以前に、そもそもブラウントラウトが居ない日がある。
これを確信できたのが、今日の収穫だった。9時間叩き続け「これでもか」と、念押しに念押しを重ねるように無反応を確認し「丸一日叩き続けた甲斐があった」と実感できた。長年の疑問を、やっと少し理解した気がした。釣果は期待を大きく下回ったが、充実感が十分の1日だった。

天気図は日本気象協会(http://www.tenki.jp/guide/chart/)を引用。
月齢:25
気温:日平均 -1.0℃ (-3.1〜1.2℃)
水温:水温計を紛失中
時間:9時間 (午前7時〜午後5時)
反応:4回
釣果:3尾
この日は月齢25。自分のミノーの釣りに最適な1日だった。この月齢だと、ほぼべた凪でもヒットがある。ヒットに至らなくても、激しくガツンッとショートバイトして来る。去年、月齢25で3回釣りをして、3回とも同じ経験をした。その結果「月齢25は、完全に間違いない」と自信を深めた。
「先週の魚影の濃さで、この月齢なら、丸一日使えば10尾は余裕で獲れる」と期待し、早起きして行って来た。ところが、完全に期待を外した1日だった。

午前7時過ぎ、95kmで開始。虹鱒橋方面に向けて叩いた。波はさほど強くないが、この月齢なら十分過ぎ。5時間かけて叩いた。途中で、朱鞠内湖の渡船で一緒になった若者2人に遭遇し、少し雑談した。それ以外は、一心不乱に叩き続けた。しかし、ブラウントラウトの反応は、3回だけだった。
1回目と2回目はヒット。フロントフックが口の根元にぐっさり刺さっていたので、理想的な食わせ方になっていた。55cm (7:38) と48cm (8:49) のブラウントラウト。釣った瞬間は「やっぱり月齢25。この月齢ならいつ来ても、食い方が良過ぎる」と実感した。3回目は、いきなり重量感のある重みが乗り、直後に抜けてしまった。「この程度の波だと、さすがに、良型は完全には騙せないか...」と少しガッカリ。


ところが、5時間かけて、これしか反応がなかった。先週のニナル〜美笛入口間の感触では、魚影は5月や6月並みだった。先週通りの魚影なら、ショートバイトやエビ、追尾を含めれば、10回近くは反応があるはずだった。しかし、何もない。おまけに、普段ならミノーに反応する魚が付きやすい場所が、全て無反応だった。
「居ない。全然居ない」としか思えなかった。虹鱒橋にあと100m程度のところで、集中力が切れ、このエリアを見切った。
国道に上がり「落ち着いて考えよう」と努めた。明らかに、ブレイクに付いてるブラウントラウトが少な過ぎる。1つの可能性は「このエリアの早春は、そもそも魚が少ない」で、もう1つの可能性は「今日は何らかの理由で、支笏湖全域で、ブレイクに付くブラウントラウトがディープに落ちて、消えてしまった」だった。
「この二択のうち、どっちが正解か?」を、はっきりさせる必要がある。
そこで、美笛の入口に行った。先週は、5〜6月並みの魚影だった。ニナルから美笛入口に至るまで、均等にブラウントラウトが居た。当然「あの魚影なら、支笏湖トンネルまで続いていたはず」と確信できる。そこで、午後1時、支笏湖トンネルに向けて叩き始めた。開始時、波は穏やかだったが「月齢25ならショートバイトは必ず取れる。知りたいのが魚影の濃さなら、べた凪でも判断できる」と考えた。

その上、1時間もすると、「この波なら釣れないはずはない」と自信をもてる波も出てきた。

しかし、4時間叩いて、反応は1回だけだった。43cm (14:41)。食い方は、ガッツリだった。フロントフックをしっかり飲み込んでいた。間違いなく、パターンにはまった釣りが出来ている。

しかし、午前中同様「ここなら居るはず」と思える場所の全てで無反応だった。午後5時前、夕マズメを狙う気にもなれず、終了。
この日の釣果は期待外れだった。しかし、学んだ充実感が強い1日だった。厳寒期から早春の釣りでは、時々、あまりに無反応な時がある。いつも悩むのは
■可能性1■ 魚はブレイクに付いているのに、ミノーを完全に見切った。
■可能性2■ そもそも、ブレイクに付いてるブラウントラウト (ミノーで狙える魚) が、ほとんど居ない。
のうち「どちらが正解なのか?」だった。これを判断する手段が、今まで、1つも無かった。
今日は、月齢25に滅法強い釣りをした。実際、3尾の釣果は、完全に理想的な食わせ方ができた。1尾のバラシも、フッキングできなかったが、力強い当たり方だった。居る魚には、しっかり反応させた自信がある。
そこで、どう考えても「今日は、ミノーで狙える (ブレイクに付いている) ブラウントラウトがほとんど居なかった」としか考えられなかった。月齢25のこのミノーとこの操作では、こんな結果はあり得ない。この結論以外、思い付けない。
この釣行で学んだ教訓は「厳寒期〜早春のミノーの釣りでは、ブラウントラウトが居る日もあるし、居ない日もある」だった。ミノーの選択や操作法の選択以前に、そもそもブラウントラウトが居ない日がある。
これを確信できたのが、今日の収穫だった。9時間叩き続け「これでもか」と、念押しに念押しを重ねるように無反応を確認し「丸一日叩き続けた甲斐があった」と実感できた。長年の疑問を、やっと少し理解した気がした。釣果は期待を大きく下回ったが、充実感が十分の1日だった。

天気図は日本気象協会(http://www.tenki.jp/guide/chart/)を引用。