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Posted by naturum at

2015年10月26日

支笏湖2015年10月25日

方法:岸からの釣り
月齢:12
気温:日平均 1.7℃ (-0.6~4.2℃)
水温:10.0℃ (9.5~10.5℃)
時間:6時間 (午前8時〜午後4時)
反応:4回
釣果:2尾


二週間ぶりの釣行。前日の深夜から、天気予報通り、札幌は初雪が降った。支笏湖でも、前夜から早朝にかけて雪が降った。天気はめまぐるしく変化し、曇り/晴れ/曇りだった。曇った時は、小雨や雪が降った。気圧配置図から強風が予想されたが、通い込んでいるエリアは、風の通り道から外れていた。湖面は穏やかなさざ波で、時折、風向の定まらない強風が吹いた時だけ、一時的に強い波が立った。


水温は平均で10.0℃(9.8, 9.5, 9.6, 10.4, 10.3, 10.5)。この値はとても低い。昨年に10℃以下に達したのは11月8日(9.6℃)だった。今年は二週間も早い。トラウトの生態学の教科書では「ブラウントラウトは水温10℃に達すると産卵に向けた行動を開始する」と解説されている。「10℃ぴったりになった今日、すでに変化が始まっているのか?、それとも、変化を実感できるのは来週か?」がこの日の一番の関心となった。

1カ所目で午前8時に開始した。その約1時間後、ルアーがピタリと止まった。根がかりか?魚か?と感じ、ロッドをゆっくり縦にさばいて引っ張ってみた。すると、沖に向かってゆっくり移動し始めた。そのまま数m移動したところで「乗った!」と感じたが、さらに数m程度進んだところですっぽ抜けてしまった。ルアーに反応したのは、岸から6〜7m程度、水深1.5m程度のブレイクのショルダーの真上だった。これで「ブラウントラウトの第一陣が、ディープからシャローへ差して来ている」と実感できた。毎年、ブラウントラウトが釣れ始める最初の1〜2週間だけ、この反応が1度か2度程度起こる。この時期限定の反応そのものだった。

このエリアでさらに30分かけたが、反応は無かった。

2カ所目に移動して、午前11時再開。2時間かけたが無反応だった。しかし「せめて1本は欲しい」と感じ、さらに釣り進めてみた。1時間が過ぎて「やっぱり駄目か」と感じ始めた頃、ゆっくり重みが乗った。その直後、凄い勢いで沖に向かっていった。51cmのニジマスだった(14:16)。


さらにその5分後、今度は、グイッグイッと連続的に2回、ルアーを力強く引っ張る反応があった。やはりブレイクのショルダーの真上辺り。しかし、そのまますっぽ抜けてしまった。これも、シーズン中通してよくある、ブラウントラウトに特徴的な反応。「ブラウントラウトはやっぱり来てる」と確信した。と同時に「今日の感じだと、自分の技量ではフッキングに持ち込めない」とも感じた。

深入りすることは止め、帰り道の途中にある小場所2カ所を、5投ずつと決めて叩いてみた。1カ所目は無反応。2カ所の3投目にゆっくり小さい重みが乗った。しかしその割りに抵抗した。50cmのブラウントラウトだった(15:59)。


この1尾を写真に収めて、午後4時過ぎに終了。

前回とは全く状況が異なっていた。「間違いなく、すでに晩秋のシーズン本番に入っている」と実感できた釣行だった。と同時に「相変わらず『良いサイズだ!』と確信できるバイトは全て乗せられずに終わる」と、自分の下手さ加減を痛感した1日でもあった。


気圧配置図は日本気象協会(http://www.tenki.jp/guide/chart/)を引用。  


2015年10月11日

支笏湖2015年10月10日

方法:岸からの釣り
月齢:27
気温:日平均 12.0℃ (8.2~15.4℃)
水温:13.9℃ (13.2~14.6℃)
時間:4時間半 (午前9時半〜午後3時半)
反応:1回
釣果:0尾


先週の釣行で、この時期のミノーへの反応がなんとなく見えた気がした。多分、特徴は3つ
(1) ブラウントラウトはシャローに、少ないが、確実にいる。
(2) ミノーへの反応は悪く、せいぜい様子見で追尾する程度。ルアーに触れるとしてもピックアップ寸前。水深60cm位を切ってから。
(3) ミノーをしっかり飲み込むのは、40cmに満たない小さな個体。
この日の疑問は「今週も同じ反応かどうか?」だった。同じなら、この時期の一般的な特徴と見なせるかもしれない。そして、もし同じなら、この反応が変化するのは何時か?、どう変化するのか?、変化のタイミングは水温変化と関連づけられるか?と、いろんな疑問が生じる。

天気は快晴。前日に台風23号から生じた大型の温帯低気圧が北海道の東を通過していた。先週には無かった、新しい倒木や落石があった。波は絶好の状態。これが午後2時まで続き、その後、穏やかになった。


先週も今週も大型の低気圧が通過した。そのため、若干、水温低下が促されたようだった。水温は平均で13.9℃(14.6, 14.5, 14.5, 13.2, 13.2, 13.6)。先週から2.8℃も低下していた。この調子だと、あと10日もすれば水温12℃に落ち着きそうな感じがする。昨年と比べて、一週間程度、水温の下がり方が早い。

午前9時半開始。先週と同じ2カ所を試した。その1カ所目を2時間かけて叩いたが、反応は1回もなかった。次の場所に移動するのも手だが、ルアーを交換してもう一度同じ場所を叩くことにした。手持ちのルアーで最小の5cm位のミノーに交換して、気になる場所を中心に1時間やってみた。小さくて軽いので12〜13m程度しか飛ばないが、昨シーズン、渋い条件でこのルアーに助けられたことが何度かあった。これで魚の反応が改善するか?と期待したが、無反応で終わった。しかしこれで、このエリアに、自分の釣り方が通用する魚が一匹もいないことも、しっかり自覚できた。

移動して、午後1時半に2カ所目で再開。開始30分後に、ルアーを引ったくるような、衝撃をともなう強い重みがロッドにいきなり乗った。そのまま条件反射的に合わせたが、すっぽ抜けてしまった。「結構良いサイズの重みだった...」と意気消沈。ルアーのサイズを5cmまで落としたのに、何故か、フッキングしない。岸から3m程度、ブレイクのショルダーから3〜4m手前の水深50〜60cm程度の場所だった。波が雲を映し出していて、魚体は確認できなかった。この反応で、ミノーへの反応は、先週と何一つ変わらないことを実感した。

その後1時間、何の反応もなく、予定の範囲を終えた。午後3時半に終了。


気圧配置図は日本気象協会(http://www.tenki.jp/guide/chart/)を引用。  


2015年10月04日

支笏湖 2015年10月3日

方法:岸からの釣り
月齢:20
気温:日平均 11.8℃ (8.4~15.0℃)
水温:16.7℃ (15.6~17.5℃)
時間:3時間半 (午前9時半〜午後2時半)
反応:1回もしくは2回
釣果:1尾


久しぶりの支笏湖。ブラウントラウトのシーズン本番にはまだ1ヶ月あるが、のんびり下見する目的で釣行。この前日に、季節外れの強い低気圧が通過していた。天候は快晴。強めの西風や南西風が吹き、常に良い波が立っていた。時折、キャストできないような横殴りの強風が吹いた。シーズン中にこの風と波があれば「これ以上は望めない」と断言できるような好条件だった。水温は平均で16.7℃(16.6, 17.4, 17.5, 16.5, 15.6)。


晩秋にブラウントラウトが着きやすい、300〜400m程度の範囲2カ所をチェックすることにした。その1カ所目で、午前9時半過ぎに開始。5投目。ルアーが岸から5m程度まで来たところで、波間に、小さなブラウントラウトがルアーを追尾しているのが見えた。そのままアクションを加え続けると、岸から2m程度、水深30cmあるかないかのピックアップ寸前で、軽い重みが乗った。35cm程度のブラウントラウト(9:52)。


この絶好の波で、しかし、岸際でこのサイズがやっとフッキング。この時期は毎年のことながら、明らかにパターンを外した釣りをしていることを実感した。10月は何故こうもミノーへの反応が悪いんだろうか?。この後、2時間かけて最初のエリアの残りを丁寧に攻めたが、反応は一切なかった。

次いで、次のエリアに移動して午後1時再開。無反応のまま1時間が過ぎた頃、岸から3m程度までルアーが来たところで、ルアーがピタリと止まるような形で重みが乗った。そのまま合わせるとすっぽ抜けた。魚だったのか?。確信がもてなかった。その約10分後、ルアーより手前、ラインが水面に触れる辺りで、ジャボンッと小さな水柱が立った。ラインが水面に触れるところの小さな波紋に反応したようだった。水音の大きさから、サイズは40cmあるかないか程度。しばらく観察していると、数m移動したところで2回、岸から数mのところで同様の水柱が立った。波で魚体が確認できない。落下してくる昆虫を補食しているようだった。

午後2時半。これ以上やったら翌日に疲れを残すと感じ、ここで終了。

今年は、ブラウントラウトのシーズンが始まる周辺をしっかり観察したいと感じるので、10月中もあと数回、釣果は期待せず、湖岸を散歩する程度の気持ちで、短時間の釣行を重ねる予定。


気圧配置図は日本気象協会(http://www.tenki.jp/guide/chart/)を引用。