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Posted by naturum at

2018年05月04日

支笏湖2018年5月3日

方法:岸からの釣り
月齢:17
気温:日平均9.1℃ (6.2~11.4℃)
水温:3.8℃ (3.7〜3.9℃)
時間:7時間半 (午前5時〜午後1時)
反応:9回
釣果:4尾


この日の目的は、先週に叩けなかったニナル河口〜フレナイ河口の2/3程度の範囲を、全部叩くことだった。

天候は小雨〜雨。南東から強めの波が来ている。「釣れないはずがない」と確信できる条件だった。先行者の要素を排除したいので、早起きして、午前5時過ぎに開始。水温は3.8℃(3.9, 3.7, 3.8, 3.9)。先週より0.3℃上昇したが、未だ、4.0℃以下。このエリアは、まだ早春を引きずっていて、春が来ていない。


先週に引き続き、小さめで軽めのミノーのトゥイッチ。開始4投目で、重みが乗った。ブレイクのショルダーより、かなり手前。岸から3〜4m、水深50cmに満たない所で、いきなりミノーの背後に現れ、その数秒後に乗った。食うことを、かなり躊躇している。しかし何とか丸飲みしてくれた。61cmの、腹が痩せたブラウントラウト (5:18)。




その30分後、岸から6〜7m、水深1m強程度のところで、ミノーの後ろに60cm前後のブラウントラウトがピタリと付いた。しかし、数秒後には反転して去って行った。「マジかっ?」と愕然とした。このミノーのこの反応は、初めてだった。

「やっぱり、このミノーも落ち目か」と感じた。これまでの経験から、「これは凄い!」とビックリしたミノーも、同じエリアで叩き続けると、数年後には全く釣れなくなってしまう。しかし一方で、気になる点があった。

この日は、15年以上前に買った、10gまで投げられる6.1ftのソリッドティップのバスロッドを使った。6.1ftと短く、トゥイッチのロッド操作がしやすい。ただし、ソリッド部分が硬めだった。一方、ラインはPEを使った。このロッドにPEの組み合わせは初めてだった。トゥイッチする度に、小さくバシッという感触が伝わった。当然、糸電話の仕組みで、ルアーも『バシッ』と、小さく鋭い波動を、水中で発しているはず。「もしかしたら、ミノーではなく、このロッドとPEの相性が悪かった可能性がある」と感じた。ダートするミノーがブラウントラウトを寄せても、至近距離に来た途端、この小さな爆発音が、全てを台無しにしていたかもしれない。よく分からない。

その約10分後、岸から3〜4m程度で、ルアーの位置で、魚が反転するギラッという光が見えた。曇天で波が激しいため、サイズまでは分からなかった。こういう見切り方も、このミノーでは初めてだった。

その約30分後、やっと乗った。岸から3〜4m、水深50cmに満たない所でのヒット。やっぱり、疑心暗鬼の乗り方だった。64cmのブラウントラウト (6:27)。やはり、この個体も、お腹が薄っぺらだった。「相当飢えた奴だけが、何とか相手をしてくれている...」と、笑うしかなかった。




その20分後に50cmのブラウントラウト(6:48)。これは、岸から2m。ピックアップ寸前に乗った。このサイズですら、疑心暗鬼のヒットだった。


2時間叩いた後、開始地点に戻った。「このミノーが駄目なら、新しいのを見つけるまで」と考えていた。候補になる奴を1個持ってきた。これで2時間、同じ範囲を叩いた。無反応だった。「少なくとも、今までのミノー以上ではない」と判断できた。

最初のミノーに戻して、さらに、先週に叩けなかった範囲を、ひたすら叩いた。反応したのは40cm前後の2尾だった。1回目は、岸から2〜3mの水深30cm程度まで追尾してきたが、結局、口を使わずに帰っていった。2回目も、水深30cmまで追尾してきて、最後に、食いつくのが見えた。しかし、手元にはコツンッしか伝わらず、フッキングせず、そのまま去って行った。

先週の叩き残しの範囲を、あらかた叩いた11時半。ここで一旦終了。

ついでニナル河口まで湖岸を歩いた。ここで、南岸向けの練習をしてみた。この2ヶ月間の、南岸でのトゥイッチの教訓は「この時期、10gを超えると、ブラウントラウトは、ミノーを餌と見なさずに、喧嘩を売ってくる侵入者と見なす」だった。そこで、気になる5〜10gの、候補になりえそうな奴を1個持って来た。

ダートは「これは凄い!」と思えた。しかし、ダートさせるのに、かなりの力を加える必要があった。これで、ニナル河口の左右合計300m程度を叩いた。反応は2回。1回目。40cm弱が、岸から2m、水深15cmまで、追尾してきて、ミノーに触れることなく帰って行った。2回目。岸から3m、水深20cm程度で、軽い重みが乗った。食う瞬間が丸見えだった。40cm弱のブラウントラウト (13:03)。


最後に、ニナルの南側のワンドで水温を測ると5.1℃。さらに、帰り際に美笛の船着場で測ると5.8℃だった。ニナルの奥の平均3.8℃より、格段に高かった。

これでニナル河口〜フレナイ河口の現時点での状況が、大体、掴めてきた。

この日、最も気になったのが、トゥイッチでのPE使用だった。「ナイロン vs. PE」は、しっかり確認する必要がある。PEの「全く伸びない」というトゥイッチでの弱点は、明らかに「ソリッドティップでは補いきれない」。ナイロンを使えば飛ばない。PEを使えば食わない。そんな印象を受けた。ここに書いたことが本当なのか?も、今の時点では確信できない。今後、しっかりと確かめていきたい。


天気図は日本気象協会(http://www.tenki.jp/guide/chart/)を引用。  


2018年05月04日

支笏湖2018年4月27日

方法:岸からの釣り
月齢:11
気温:日平均7.0℃ (1.3~11.9℃)
水温:3.5℃
時間:4時間 (正午〜午後4時)
反応:4回
釣果:3尾


前回までの釣行で、南岸の状況は大体掴めた。とりあえず、もう、これで十分。飽きた。

今のうちに、やっておきたい事があった。小さめで軽めのミノーを使った、トゥイッチの釣り。あと1〜3週間で、アメマスが大挙してシャローに差して来る。こうなると、小さなミノーはアメマスしか釣れなくなる。その前に、ブラウントラウト狙いで楽しみたい。

この日は、お昼から強めの北北西風の予報だった。これに合わせて、正午前に到着。予報が正しければ西岸(フレナイ河口〜ニナル河口)は、良い波が出ているはず。

ところが、北北西の風は、予想を遥かに下回っていた。湖面は、弱いさざ波程度。


「もう少し待とう」と思い、1時間程度、手前のワンドでリップ付きのシーバス用のミノーを投げて時間をつぶした。この間に、56cmと40cm弱のブラウントラウトが出た。この結果は、意外だった。「こんなべた凪一歩前でも、食べる奴はいるんだ」と驚いた。




午後1時半、今度は、天気予報とは真逆の、南東の風が吹き始め、波が立ってきた。午後2時には「十分いける」と確信できる状態になった。


この日は時間がないため、ニナル〜フレナイ間の、通い慣れた1/3の範囲を叩いた。残りは来週に回す予定。

久しぶりのエリアなので、気合いが入った。

ところが、全く反応がなかった。最初の反応は、開始2時間半後。口先でつまんで引っ張るような、クイッという軽い手応えだった。「こんなに反応が渋いのか」と愕然とした。「今日はボウズもあり得る」と、この時点で覚悟した。

その1時間半後、ようやく重みが乗った。52cmのブラウントラウトだった。


ブレイクのショルダーが岸から5m程度の場所で、ミノーがその手前1mまで来たところで、ブレイクの影から急に現れ、ミノーを口先でつまんだのが丸見えだった。引ったくるような食い方ではなかった。「この2年間お世話になったミノーも、そろそろ学習し尽くされ、潮時なのだろうか?」と、強い不安を感じる1尾だった。

それから、この日に驚いたのは水温だった。帰りがけに、2カ所で測った。2カ所とも3.5℃だった。このエリアは、まだ早春のままでいる。渋さや、反応の少なさの原因の1つは、この水温にあるのかもしれない。しかし、良く分からない。とにかく、来週に、残る範囲を全部叩いて「このエリアの状況を把握したい」と強く感じた。

午後4時に終了。


天気図は日本気象協会(http://www.tenki.jp/guide/chart/)を引用。