2017年05月29日
支笏湖2017年5月29日
方法:岸からの釣り
月齢:3
気温:日平均 ●℃ (8.9~21.9℃)
水温:未測定
時間:5時間 (午前4時〜午前10時半)
反応:4回
釣果:2尾
仕事が遅れ、先週末は職場。多分、次の週末も同じことになりそうな感じ。一方、春〜初夏の釣りは、多分、6月一杯まで。あと何回行けるか?さっぱり読めない。この週末は、出来る限りよい条件を選んで釣りをしたかった。ところが、先週水曜日から予想天気図
http://www.tenki.jp/guide/chart/
を見ていると、低気圧の接近が少しずつ遅れている。土曜日(5/27)は低気圧の中心がすぐそこまで来ている状態。

日曜日は(5/28)は、低気圧が北海道を横切る瞬間。

これまでの経験から、こういう条件では支笏カルデラ全体が低い雲に覆われ、ほとんど風が出ず、波が立たない。「天気予報では風があっても、騙されてはいけない」が教訓だった。せっかくなら、低気圧が通過した後に来る、強めの西風の条件で釣りがしたい。土曜日の時点で、これが起こるのは月曜日(5/29)なのは明らかだった。
そこで、土日は職場にこもり、月曜日の午前中に有給をとることにした。午前2時半に札幌を出発。天気予報では強めの南風が吹くはずだった。「それなら西岸に行こう」と決めていた。しかし、アメダスでは、午前2時から西風で安定していた。「それなら南岸だろ」と予定を変更。まず、前回にチェックしていない姫鱒橋に、午前4時に入った。良い横風と波が立っていた。湖面を見る限り「釣れないはずは絶対にない」と確信できた。前回同様、10〜15gの重めのミノーの修行が目的。加えて、これまで5月中旬から6月のミノーの釣りの経験値がほとんどない。釣れても釣れなくても、経験を増やしたかった。

ところが、第1投目から、ピックアップしたミノーに、剥離した付着藻類が引っかかってきた。少量なので「このまま行こう」と、大沢橋方向に釣り歩いた。しかし、1時間やっても、ショートバイトも追尾もない。「あり得ない」と痛感し「やっぱり、ここは見切るべき」と思い直し、車に戻った。以前、南岸の釣り歩きを主体にしていた頃、風不死岳の麓の湖岸では、大沢橋から94kmまで、付着藻類が漂い始めると、この全域が同じ事になった。そこで、少し離れた95km地点で湖岸に降りてみた。ここはもっとヒドい状況だった。1投目で、ルアーだけでなく、ラインにも沢山の付着藻類が絡み付いてきた。これで「ミノーで攻める限り、今日は、94km地点から大沢橋まで、間違いなく全滅」と判断。
次いで、支寒内に移動。午前5時半に再開。波も良い。かつ、漂う付着藻類もない。ここを起点に、支笏湖トンネルまで釣り歩くことにした。今日は、アクションより飛距離重視のミノーを数本持ってきた。再開して5投目で軽い重みが乗った。40cmに満たないニジマスだった(5:45)。岸から10数m程度のブレイクのショルダーのほぼ真上で乗った。

その約30分後、ようやく、しっかりした重みが乗った。59cmのブラウントラウトだった(6:12)。長さは60cmに届かなかったが、体高があり、丸々と太っていた。西岸(ニナルの奥)ではお目にかかれない体型の、南岸の潜在的なポテンシャルの高さを感じさせる1尾だった。ブレイクのショルダーが岸から20〜25mの場所で、その先5m程度沖側にミノーが着水し、ショルダーの数m程度岸側で乗った。


その後、2回、ショートバイトがあった。2回とも、岸から10m程度で、ブレイクのショルダーのかなり手前。水深は1m弱程度。ルアーに何かがぶつかるような感触があった。しかしフッキングはせず、フックがラインを拾って、エビ状態で戻ってきた。「やっぱり、どこか的を外した釣りをしている」と感じた。「で、何を外しとうとや?」と思うが、さっぱり分からない。
そのうち、波が弱くなってきた。湖面を見渡すと、支笏湖トンネル周辺がべた凪状態で、その沖から、こちらに向かって波が向かって来ていた。「西風が南西風に変わった」と判断。アメダスで間違いないことを確認した。目的の支笏湖トンネルまで、まだ半分も歩いていないが、「やるだけ無駄」と言い聞かせ、このエリアを見切った。南西風なら、オコタンにも良い波が出ている可能性がある。この日、支笏湖に来る道中、数年ぶりにオコタンのゲートが開いているのを、初めて知った。

そこで、オコタンに移動することにした。ところが、オコタンペ湖の数百m先で通行止めだった。「騙された...(笑)」と笑うしかなかった。旧有料道路まで戻った。このエリアは向い風を受けて、とても良く見えた。波は十分を通り越して強過ぎ...という状態。午前8時半にここで再開。10時半までの2時間、ここで心中することにした。「この波なら絶対に釣れる」と、湖面を見る限り確信できた。

この数年、人が多くて避けていたポロピナイ覆道で車を停め、第1覆道まで歩き、そこから足場の良い場所だけを選んで、北に向けて釣り歩いた。しかし、全く反応しない。2時間して、第6覆道まで来たところでギブアップ。
2週間ぶりの釣り。「晴天の支笏湖の釣りで、良い息抜きになった」と実感。一方で、分からないことだらけ。「何故、この向い風の強い波で駄目なのか?」さっぱり分からなかった。
釣果は得たが、明らかに「釣った」ではなく「釣れた」魚だった。「6月一杯、出来る限り通い、経験を重ねないと何も学べないまま終わる」と感じた釣行だった。

気圧配置図は日本気象協会(http://www.tenki.jp/guide/chart/)を引用。 LVL。SLSV。
月齢:3
気温:日平均 ●℃ (8.9~21.9℃)
水温:未測定
時間:5時間 (午前4時〜午前10時半)
反応:4回
釣果:2尾
仕事が遅れ、先週末は職場。多分、次の週末も同じことになりそうな感じ。一方、春〜初夏の釣りは、多分、6月一杯まで。あと何回行けるか?さっぱり読めない。この週末は、出来る限りよい条件を選んで釣りをしたかった。ところが、先週水曜日から予想天気図
http://www.tenki.jp/guide/chart/
を見ていると、低気圧の接近が少しずつ遅れている。土曜日(5/27)は低気圧の中心がすぐそこまで来ている状態。

日曜日は(5/28)は、低気圧が北海道を横切る瞬間。

これまでの経験から、こういう条件では支笏カルデラ全体が低い雲に覆われ、ほとんど風が出ず、波が立たない。「天気予報では風があっても、騙されてはいけない」が教訓だった。せっかくなら、低気圧が通過した後に来る、強めの西風の条件で釣りがしたい。土曜日の時点で、これが起こるのは月曜日(5/29)なのは明らかだった。
そこで、土日は職場にこもり、月曜日の午前中に有給をとることにした。午前2時半に札幌を出発。天気予報では強めの南風が吹くはずだった。「それなら西岸に行こう」と決めていた。しかし、アメダスでは、午前2時から西風で安定していた。「それなら南岸だろ」と予定を変更。まず、前回にチェックしていない姫鱒橋に、午前4時に入った。良い横風と波が立っていた。湖面を見る限り「釣れないはずは絶対にない」と確信できた。前回同様、10〜15gの重めのミノーの修行が目的。加えて、これまで5月中旬から6月のミノーの釣りの経験値がほとんどない。釣れても釣れなくても、経験を増やしたかった。

ところが、第1投目から、ピックアップしたミノーに、剥離した付着藻類が引っかかってきた。少量なので「このまま行こう」と、大沢橋方向に釣り歩いた。しかし、1時間やっても、ショートバイトも追尾もない。「あり得ない」と痛感し「やっぱり、ここは見切るべき」と思い直し、車に戻った。以前、南岸の釣り歩きを主体にしていた頃、風不死岳の麓の湖岸では、大沢橋から94kmまで、付着藻類が漂い始めると、この全域が同じ事になった。そこで、少し離れた95km地点で湖岸に降りてみた。ここはもっとヒドい状況だった。1投目で、ルアーだけでなく、ラインにも沢山の付着藻類が絡み付いてきた。これで「ミノーで攻める限り、今日は、94km地点から大沢橋まで、間違いなく全滅」と判断。
次いで、支寒内に移動。午前5時半に再開。波も良い。かつ、漂う付着藻類もない。ここを起点に、支笏湖トンネルまで釣り歩くことにした。今日は、アクションより飛距離重視のミノーを数本持ってきた。再開して5投目で軽い重みが乗った。40cmに満たないニジマスだった(5:45)。岸から10数m程度のブレイクのショルダーのほぼ真上で乗った。

その約30分後、ようやく、しっかりした重みが乗った。59cmのブラウントラウトだった(6:12)。長さは60cmに届かなかったが、体高があり、丸々と太っていた。西岸(ニナルの奥)ではお目にかかれない体型の、南岸の潜在的なポテンシャルの高さを感じさせる1尾だった。ブレイクのショルダーが岸から20〜25mの場所で、その先5m程度沖側にミノーが着水し、ショルダーの数m程度岸側で乗った。


その後、2回、ショートバイトがあった。2回とも、岸から10m程度で、ブレイクのショルダーのかなり手前。水深は1m弱程度。ルアーに何かがぶつかるような感触があった。しかしフッキングはせず、フックがラインを拾って、エビ状態で戻ってきた。「やっぱり、どこか的を外した釣りをしている」と感じた。「で、何を外しとうとや?」と思うが、さっぱり分からない。
そのうち、波が弱くなってきた。湖面を見渡すと、支笏湖トンネル周辺がべた凪状態で、その沖から、こちらに向かって波が向かって来ていた。「西風が南西風に変わった」と判断。アメダスで間違いないことを確認した。目的の支笏湖トンネルまで、まだ半分も歩いていないが、「やるだけ無駄」と言い聞かせ、このエリアを見切った。南西風なら、オコタンにも良い波が出ている可能性がある。この日、支笏湖に来る道中、数年ぶりにオコタンのゲートが開いているのを、初めて知った。

そこで、オコタンに移動することにした。ところが、オコタンペ湖の数百m先で通行止めだった。「騙された...(笑)」と笑うしかなかった。旧有料道路まで戻った。このエリアは向い風を受けて、とても良く見えた。波は十分を通り越して強過ぎ...という状態。午前8時半にここで再開。10時半までの2時間、ここで心中することにした。「この波なら絶対に釣れる」と、湖面を見る限り確信できた。

この数年、人が多くて避けていたポロピナイ覆道で車を停め、第1覆道まで歩き、そこから足場の良い場所だけを選んで、北に向けて釣り歩いた。しかし、全く反応しない。2時間して、第6覆道まで来たところでギブアップ。
2週間ぶりの釣り。「晴天の支笏湖の釣りで、良い息抜きになった」と実感。一方で、分からないことだらけ。「何故、この向い風の強い波で駄目なのか?」さっぱり分からなかった。
釣果は得たが、明らかに「釣った」ではなく「釣れた」魚だった。「6月一杯、出来る限り通い、経験を重ねないと何も学べないまま終わる」と感じた釣行だった。

気圧配置図は日本気象協会(http://www.tenki.jp/guide/chart/)を引用。 LVL。SLSV。
Posted by 寅 at 15:38│Comments(2)
│支笏湖の釣行記録
この記事へのコメント
こんにちは
お疲れ様です。
いいブラウンですねー。流石ですね^ ^
日々思うのですが支笏湖の年間の釣果って絶対寅さんが一番ですよね。尊敬しています。
ランカー釣るのも大変ですが数釣りも非常に困難だと思います。
私は釣法は色々試しますが、口の使わせ方が良く分かりません^ ^
変な釣り方でたまに釣れる感じです。
どのタイミングでスイッチが入るのか?を模索しています。
いつかお会いできたらなぁと思っています^ ^
お疲れ様です。
いいブラウンですねー。流石ですね^ ^
日々思うのですが支笏湖の年間の釣果って絶対寅さんが一番ですよね。尊敬しています。
ランカー釣るのも大変ですが数釣りも非常に困難だと思います。
私は釣法は色々試しますが、口の使わせ方が良く分かりません^ ^
変な釣り方でたまに釣れる感じです。
どのタイミングでスイッチが入るのか?を模索しています。
いつかお会いできたらなぁと思っています^ ^
Posted by rize4 at 2017年05月29日 17:46
rize4さん
こんにちは。今日、釣果を得たのは平日だったからでした。数年ぶりの平日の釣りでした。週末は人だらけの南岸ですが、ビックリしました。誰もいません...(笑)。支笏湖、貸し切り状態になります。
rize4さんのように、モンスターと日本記録を狙う人達は「口の使わせ方」は気にしない方が良いですよ。口を使わせるコツは、繊細な力加減の微調整に尽きます。でも、これはボウズ回避の方法です。その技術で騙せるのは、基本的に小さいサイズです。ボウズ逃れの技術です。支笏湖に夢を求める人にはお薦めしません。
10年以上前、夜釣りで、凄い力強いひったくり方で、あっという間にロッドをへし曲げられ、あっという間にラインを切られたことがあります。この時に、自分が楽しいと思える釣りは、モンスター狙いに向いてないと実感しました。
その時にやっていた事を書きます。当時の春〜初夏の夜釣りは、晩秋と違い、シャロークランクだとチビしか釣れませんでした。細長い、ミノーが効きました。これだとコンスタントな釣果が出ます。私が愛用していたのは、HMKLのK-0ミノーの9.5cmでした。その後、11.5cmが発売されました。早速試しました。しかし、大き過ぎると感じました。支笏湖トンネルの苔の洞門側で投げました。無反応でした。そこで、買った以上、投げ倒そうと思い、しかし、釣れる気がしなくて、思い切り、泳ぎが破綻する一歩手前の早さで巻きました。その2投目に、ドッボ〜ン!という水柱が起き、あっという間にラインがブチ切られました。いつも投げてるポイントでした。私が食わせを意識した釣りには何の反応もしないモンスターが、これだけに反応し、ラインをブチ切りました。
ですから、口の使わせ方なんて、小細工は必要ないですよ。是非、誰もやらなさそうな事を、いろいろ試されて下さい。
タイミングは、私も気になります。でも、さっぱり分かりません。
お互いいろいろやっていれば、そのうち、遭遇すると思います。その時は、よろしくお願いします。
こんにちは。今日、釣果を得たのは平日だったからでした。数年ぶりの平日の釣りでした。週末は人だらけの南岸ですが、ビックリしました。誰もいません...(笑)。支笏湖、貸し切り状態になります。
rize4さんのように、モンスターと日本記録を狙う人達は「口の使わせ方」は気にしない方が良いですよ。口を使わせるコツは、繊細な力加減の微調整に尽きます。でも、これはボウズ回避の方法です。その技術で騙せるのは、基本的に小さいサイズです。ボウズ逃れの技術です。支笏湖に夢を求める人にはお薦めしません。
10年以上前、夜釣りで、凄い力強いひったくり方で、あっという間にロッドをへし曲げられ、あっという間にラインを切られたことがあります。この時に、自分が楽しいと思える釣りは、モンスター狙いに向いてないと実感しました。
その時にやっていた事を書きます。当時の春〜初夏の夜釣りは、晩秋と違い、シャロークランクだとチビしか釣れませんでした。細長い、ミノーが効きました。これだとコンスタントな釣果が出ます。私が愛用していたのは、HMKLのK-0ミノーの9.5cmでした。その後、11.5cmが発売されました。早速試しました。しかし、大き過ぎると感じました。支笏湖トンネルの苔の洞門側で投げました。無反応でした。そこで、買った以上、投げ倒そうと思い、しかし、釣れる気がしなくて、思い切り、泳ぎが破綻する一歩手前の早さで巻きました。その2投目に、ドッボ〜ン!という水柱が起き、あっという間にラインがブチ切られました。いつも投げてるポイントでした。私が食わせを意識した釣りには何の反応もしないモンスターが、これだけに反応し、ラインをブチ切りました。
ですから、口の使わせ方なんて、小細工は必要ないですよ。是非、誰もやらなさそうな事を、いろいろ試されて下さい。
タイミングは、私も気になります。でも、さっぱり分かりません。
お互いいろいろやっていれば、そのうち、遭遇すると思います。その時は、よろしくお願いします。
Posted by 寅
at 2017年05月29日 19:22
