ナチュログ管理画面 淡水釣り 淡水釣り 北海道・東北 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2015年11月30日

支笏湖2015年11月29日

方法:岸からの釣り
月齢:17
気温:日平均 0.1℃ (-1.8~2.1℃)
水温:7.6℃ (7.5~7.7℃)
時間:7時間 (午前8時半〜午後4時半)
反応:5回
釣果:5尾


この日の5日前、待望の、まとまった量の降雪があった。1ヶ月1週間ぶりだった。札幌では積雪44cmで「11月の40cm以上の降雪は62年ぶり」と報じられていた。「雪で状況が好転するかもしれない」という期待があった。一方で「降り過ぎで、これでターンオーバーが完了してしまったら、晩秋のハイシーズンが終わってしまう」という心配もあった。水温は平均で7.6℃(7.5, 7.6, 7.7, 7.6)。先週と比べて、しっかり2.4℃下がっている。しかし、心配したほどには水温は低下していない。去年は5℃を切ったところで、とたんに渋くなってしまった。この日の7.6℃は十分高い。安心した。

天気は曇り時々晴れ。湖面はさざ波。時折、風向の定まらない強めの風が吹くと良い波が立ち、たまに、べた凪に近くなった。「ちょっと苦戦をしいられそう」と感じるコンディションだった。
支笏湖2015年11月29日


午前8時半過ぎに1カ所目で開始。その2投目。岸から5m程度のブレイクのショルダーをルアーが通過し、1m程度過ぎたところで、ルアーがピタリと止まった。フックが石に引っかかったような感触だったので、そのまま、ロッドを軽くあおると、沖に動いていった。68cmのブラウントラウト(8:54)。
支笏湖2015年11月29日


支笏湖2015年11月29日


その約1時間半後、やはりブレイクのショルダーの1〜2m手前。水深1m程度のところで重みが乗った。岸から5m程度。60cmのブラウントラウト(10:36)。
支笏湖2015年11月29日


支笏湖2015年11月29日


その約1時間半後に、今度は岸から4m程度のブレイクのショルダーの真上で、軽い重みが乗った。40cmに満たないニジマス(11:58)。
支笏湖2015年11月29日


このエリアを4時間やって終了。2カ所目に移動して午後1時半過ぎに再開。3投目で、岸から3m程度のブレイクのショルダーの真上で、再度、軽い重みが乗った。49cmのニジマス(13:37)。
支笏湖2015年11月29日


このエリアで、サイズアップを期待して薄暗がりの時間まで3時間攻めたが、ここでは今一つだった。結局、41cmのブラウントラウト(14:56)を追加しただけで終わった。
支笏湖2015年11月29日


午後4時半終了。この日、印象に残ったことが2つあった。第一点。波はさほど良くなかったが、期待以上によく出た。「こういう日もあるんだ...」と驚いた1日だった。第二点。先週までの3週間は、ルアーへの反応がある場所は、自分の中で晩秋の定番の場所周辺ばかりであった。ところがこの日は、こうした場所は全て沈黙した。獲れた魚は「この時期に何故こんな所で?」ばかりだった。「何故これが起きるのか?」も、さっぱり分からない。
支笏湖2015年11月29日


気圧配置図は日本気象協会(http://www.tenki.jp/guide/chart/)を引用。FJS_30_GP_SH




このブログの人気記事
2021年3月18日
2021年3月18日

2021年1月11日
2021年1月11日

2021年2月23日
2021年2月23日

2020年11月26日
2020年11月26日

2021年1月9日
2021年1月9日

同じカテゴリー(支笏湖の釣行記録)の記事画像
2025年2月13日
2025年1月6日
2025年1月2日
2024年12月19日
2024年12月14日
2024年12月09日
同じカテゴリー(支笏湖の釣行記録)の記事
 2025年2月13日 (2025-02-13 21:27)
 2025年1月6日 (2025-01-06 19:41)
 2025年1月2日 (2025-01-02 22:01)
 2024年12月19日 (2024-12-19 19:39)
 2024年12月14日 (2024-12-14 19:47)
 2024年12月09日 (2024-12-09 21:52)

この記事へのコメント
こんにちは。驚きの5ヒット!釣り方でこんなにも差がでるものなんですね。
ターンオーバー、釣りづらい月齢&水温等々参考にさせて戴いております。お陰様で最近支笏湖の釣りが楽しくなってきました。釣果は相変わらずではありますが…。
Posted by かきさん at 2015年11月30日 12:55
こんにちは。昨日の釣果は、たまたまブラウントラウトの活性の高い日に当たれただけだと思っています。

ルアーや操作法をいろいろ工夫されてみることをお薦めします。多くの方が清竿堂さんやNorthAnglersさんの情報を基本にいろいろ試されていると思います。しかし、この方法だとどうしても、数多くの人で数少ない魚を分け合うしかない欠点があります (この2つの情報源を批判している訳ではないので、そこはご理解下さい。この2つの情報源には強い敬意を抱いています)。

この2つの情報源が示す方向とは全く違う方向性で試行錯誤すると、1〜2年はかかりますが、意外なところに活路を見出せます。私が今やってる釣り方も、一昨年からいろいろ試行錯誤した結果の方法です。

私の釣果は、とても自慢できるものではありませんが、私程度の釣果なら、数年いろいろ試せば、誰でもこの程度は簡単に出せます。

いろいろな書き込みを読んで下さったとのこと。ありがとうございます。
Posted by 寅 at 2015年11月30日 13:11
初めまして
支笏湖でルアーフィッシングをしている者です

いつも勉強させて頂いて楽しく拝見しています。
支笏湖は7年目ですがこのブログのお陰で方にはまらない釣りを試行錯誤してようやく今秋から魚らしい魚が釣れるようになりました。

一度お礼を伝えたくコメントしてみました。
いつか支笏湖でお会いできたらと思っています。

ありがとうございました!
Posted by 中村 at 2015年12月01日 12:57
こんにちは。とても嬉しいお知らせをいただいて、こちらこそ、ありがとうございます。

私は15年ほどこの湖と付き合っていますが、最大の教訓は、ブラウントラウトは年々賢くなり、ルアーを確実に学習している点です。私はバスやシーバスでルアーの釣りを覚えましたが、ブラウントラウトは、難易度がはるかに上です。5年前に釣れたルアーが今は全く見向きもされない...は当たり前のように起こります。メジャーなルアーは、早ければ数年、長くても5〜6年で効力をかなり失います。

こういう湖で釣りをする場合、自己流を探すのが一番だと思います。私のブログをきっかけの1つとして、自分流を見つけた方がいると知って、とても嬉しく思います。

私は、春は支笏湖全域、あちこち歩いて釣りをしています。いつかお会いする日もあると思います。その時は、よろしくお願いします。

重ね重ね、本当に嬉しいお便りでした。こちらこそ、本当に、ありがとうございます。
Posted by 寅 at 2015年12月01日 14:14
こんばんは。

とても親切なお返事こちらこそありがとうございます。
7年間ずっと釣れなくて半ば諦めかけている中に寅さんのブログを支えに頑張ってきました。

私はジグミノーを多用しますがそれ以前に自分自身が魚に気付かれないようにということにとても気をつけています。

私自身も普段はあまり遠投はしません。
遠投をしない理由はキャストから巻き上げるまでに時間がかかるため効率よく探れないからです

そこで私は派手な服装は避けポイントに着くもしくはランガンで移動して新しいポイントに着いてからは最低10分は座りながら頃合いを見て座りながらキャストしています。(ライズがあればキャストしています)
寅さんから見たら大した話ではないと思いますがこの事によって少なくともショートバイトの回数は飛躍的に増えました。
特に旧有料道路では顕著に出るように思います。
これは波の有無に関わらず歩く音等からも警戒心を与えているのではないかと感じています。


それと私はこのブログのお陰で支笏湖のルアーフィッシングをとても楽しく充実した一生の趣味とすることができました。

そこで私が発見した出来事を感謝の気持ちで書いてみようと思います。
シマノプロディジーをいったいどこまで沈むんだろうかというという所まで沈めます。
早巻き遅巻きを繰り返すと潜水艦のようなモンスターがいきなり間下に表れる事があるんです。

ジャックガウディからヒントを得たやり方ですがフッキングはしません。

とんでもないでかさにいつも驚きます。(間違いなくメータークラスです)今はこれを追求しようと思っています。
長々とすみません。
Posted by 中村 at 2015年12月01日 22:17
こんにちは。貴重な体験を教えて頂いて、ありがとうございました。返信が遅れてすみませんでした。

書いて頂いた経験、私の経験とほんのわずかにですが、重なる部分があるように感じました。こちらも、負けじと、長々書きます...(笑)。

バス釣りの場合、波が立つと、スピナーベイトのただ巻きがよく効くことが、教科書的な定石です。10年位前、支笏湖でも一緒だろうと考えました。ただし、スピナーベイトは風が吹くと飛距離が極端に落ち、風の吹いた支笏湖では10mも飛びません。そこで「トラウト相手ならスピナーだろう」と考えて、波の高い日には、10g前後の重めのスピナーを投げてみました。これが思いの外、釣れました。

この時「支笏湖でも、金属片がピラピラ回転するのは、トラウトにとって、とても魅力的なんだ...」と、実体験として、学びました。

5〜6年前のことです。この効果を、もう少し掘り下げたいと考えました。その当時、バス釣りでは、ガンクラフトのスクリューベイトが先駆けとなり、スローシンキングタイプのスイッシャーが流行り始め、エバーグリーンのプロップマジックとか、TIEMCOのステルスペッパーが「生き餌そのもの」と高評価を得ていました。このタイプは、スクリューベイト以降、主要なメーカーがこぞって製品を出しています。一方。シーバスでは、スピンテールとかブレードベイトと呼ばれるジャンルが定番になっていました。コアマンのパワーブレードみたいな奴です。それからライトショアの分野では、ブリーデンのメタルマルが、入手困難な超人気ルアーになっていました。

当時、こうした金属ピラピラ系を30種類近く揃えて、試しました。すぐに見つけたことが2つあります。1つめ。試し始めてすぐに、エバーグリーンのプロップマジックがよく釣れることが分かりました。2つめ。何故か分からないのですが、プロップマジックは旧有料道路だけで効果絶大でした。自分の中で、未だに謎です。このルアー、旧有料道路ではよく釣れました。しかし、その他の通い込んでるエリアである、オコタンやニナル、丸駒では全く駄目でした。ブラウントラウトは釣れず、交通事故的にニジマスが釣れるだけでした。私のブログで旧有料道路のショートバイトのことを書いた書き込みがあります。その中で、70cm以上のサイズは、いきなりデカい口を開いてルアーの直下に現れ、飲み込む寸前で見切られて反転して去って行く...という経験を書いています。この経験の大半はプロップマジックでした。

結局、釣果としては、プロップマジックは67cmまででした。しかも、このルアーの効果も数年前に終わりました。今は全然釣れないです。2年前から、見向きもされなくなりました。一方、ブレード系のルアーは「小さいのから始めるのが無難」と感じ、メタルマルから始めました。しかし、ショートバイトは頻繁にあったものの、フッキングには全く至りませんでした。3年位前の話です。

結局、このジャンルのルアーは、購入した全てを試すことなく、2年前に見切ってしまいました。他に、もっとブラウントラウトが口を使う他のジャンルを見つけたのが大きな理由です。しかし、金属ピラピラ系の魔力みたいな力は、とても印象的でした。他のジャンルとは、ヒットの瞬間が異なります。ロッドを握る手にガツンッと、叩かれるような衝撃が伝わってきます。こういうヒットは、このジャンルだけでした。

シマノのプロディジーは、当時、1個買ってはいました。しかし、強烈過ぎるルアーだったので、2〜3投して「ちょっとこれは強過ぎる...」と感じてしまい、結局、しっかり試さずに終わりました。

こうした経験をしていたので、書き込んでいただいた内容に、愕然としました...(笑)。昨晩に読んで、興奮し過ぎて、2時間くらい眠れませんでした...(笑)。

プロディジーって、そんなんだったんですね!。明らかに、中村さんは私より、遥かな高みに到達されていたようです...(笑)。

と同時に、お互い、ほんのわずかですが、少し似た光景を見ていたのかもしれない...と感じました。

今、私は、時間をかけて試したいルアーや釣り方が10個位あります。そのうちの2つは、プロップやブレード系のルアーです。私はこのジャンルはかつて中途半端に終わりましたし、悔しさが強いですが、今のアイディアもまだ支笏湖の本質を突いているか?自信がありません。

是非、このジャンルを極めて欲しいです。ランカーを仕留めたら、是非、お知らせ下さい。支笏湖の釣りは、誰もやらない試行錯誤に挑戦することが、一番の醍醐味だと思います。中村さんの試みの成功を祈っています。
Posted by 寅 at 2015年12月02日 12:24
こんばんは。
いつもながら丁寧なお返事に感謝の気持ちでいっぱいです。

旧有料道路の記事はしっかり覚えていますしブレード付きのルアーについても詳しく教えて頂いてとても感謝しています。

と、同時にスピナーもしくはスピナーベイトを含めてエバーグリーンの体験のお話は私も少なからず同じ体験をしたと思っています。(やりはじめの偶然ですがエバーグリーンは初めて私に巨大な姿を見せてくれました)
と言っても私は色々と研究されている寅さんとは違いドシロウトの気まぐれで偶発的に起こった現象です。
自分のやっていることに自信が持てなくて最近までセオリーに忠実な釣りをしてきましたがこうしてあこがれの寅さんとやりとりをしていることに自分が考えてやってきたことに光明が見えて来ました!

プロディジーについてですが私はブレード付きはブレードにバイトしてくる事も多いと感じブレードにもフックを付けています。
ボディー側にはあえてフックを付けていません。
ボディーにはアワビシートを張りテールの方に少し膨らみを付けてゆらゆら動くようにしています。
魚の動きというよりはアワビの光をアピールしたいという考えです。

プロディジーを選ぶ最大の理由は本体そのものの頑丈さと沈下速度の速さです。どちらかというとブレードのアピール力に付随したカスタムと言った感じです。
そして現れる潜水艦は奇しくも
有料道路ですが姿を確認する前に口を使わせることに解決法が見当たりません(汗)。

もう少し頑張ってみます。
もし釣れたら連絡致します!
Posted by 中村 at 2015年12月02日 23:03
仰っていること、実感として、よく分かります。吉報を楽しみにしています。
Posted by 寅 at 2015年12月02日 23:19
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
支笏湖2015年11月29日
    コメント(8)