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2017年03月18日

支笏湖2017年3月18日

方法:岸からの釣り
月齢:20
気温:日平均 ●℃ (●~●℃)
水温:3.4℃ (2.9~3.9℃)
時間:6時間半 (午前7時半〜午後3時)
反応:5回
釣果:3尾


天気は晴れ時々曇り。水温は3.4℃(2.9, 3.4, 3.9, 3.3)。湖面はめまぐるしく変化した。基本は「釣れるかどうか?、自信がない」と感じる程度のさざ波だった。しかし時折、風が入ってきて、強めの波も出た。良い波が5~6回あったが、どれも30分と続かなかった。たまにべた凪になった。午前7時半に開始。
支笏湖2017年3月18日


今日の目的は2つ。1つは西岸の状態の確認。西岸を釣り歩くのは、今日が今年最初となる。もう1つは、新しいミノーを試すことだった。去年の秋、ネットでいろいろ調べている時に、偶然「これ、絶対にブラウントラウトに効く!」と確信できるルアーを見つけた。これの動きと、ブラウントラウトの反応を知りたかった。まず、このミノーで1つめのエリアを釣り歩き、その次に、去年まで2年間主力だったミノーで同じ範囲を攻めることにした。

開始30分後に重みが乗った。ブレイクのショルダーが岸から6〜7mの場所で、その1m沖側で乗った。62cmのブラウントラウトだった(7:57)。
支笏湖2017年3月18日


支笏湖2017年3月18日


その約30分後、ブレイクのショルダーの真上で重みが乗ったが、外れてしまった。引きの重さから40cm台程度。その2投後、表層直下でアクションを加えていると、ミノーの位置で水面が盛り上がり、ブラウントラウトの尾びれが水面から現れ、大きな波紋を広げて、潜っていってしまった。80cm台は間違いない、バカデカい尾びれだった。食う直前に見切って反転したようだった。ロッドを握る手には、魚が触れたような感触は何もなかった。「この波の弱さでこのルアーだと、やっぱり最後は偽物とバレて、無視か...」と落胆。この魚、波が良ければ乗ったのだろうか?。確認のしようもない。これまでの経験から「多分、この子は、もうこのミノーには一切反応しないのだろうな...」と感じた。

その1時間後、やっと重みが乗った。40cmあるかないか程度のブラウントラウト(9:30)。
支笏湖2017年3月18日


その約10分後、この日初めて、強い横風が吹き込み、良い波が出てきた。さらに10分後、岸から10m程度のブレイクの真上で、ミノーを口先でついばむような感触と、すぐに口から離したような感触が伝わった。「駄目か...」と感じたが、そのままアクションを加えていると、岸とブレイクの半分程度まで来た時に、今度はしっかりと重みが乗った。岸から4~5m、水深50~60cm程度でのヒットだった。60cmのブラウントラウトだった(10:09)。
支笏湖2017年3月18日


支笏湖2017年3月18日


2時間かけてこのエリアを攻めた後、再度、去年まで2年間の主力だったミノーで同じ範囲を叩いてみた。しかし、この頃には波が弱過ぎた。結局、何の反応もなかった。ルアーが原因か?、波が原因か?は、分からなかった。

午前11時にこのエリアを見切り、正午過ぎから、次のエリアで再開。3時間かけた。しかし、ここではショートバイトも追尾も何もなかった。波が弱いからなのか?、ここではまだブレイクのショルダーにブラウントラウトが着いていないのか?、他の理由か?、さっぱり分からず、午後3時に終了。
支笏湖2017年3月18日


気圧配置図は日本気象協会(http://www.tenki.jp/guide/chart/)を引用。 LA。




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この記事へのコメント
寅さんお久しぶりでございます。
始動したのですね。
新作のミノー!!
好調のようでなによりです。それにしてもエリアが違えば
これほど反応があるのですね。寅さんの文面みても感じるのは
やはりフライでのダブルハンドでは不利なポイントなのかな?と感じます。
それでもなるべく近いうちに
西側も訪れてみたいものです。
1点だけ教えて下さい。現場までは、やはりかんじきのような
ものはまだ必要ですか?自分は持っていないので必要なら雪解けまで
待つしかなさそうです(笑)
Posted by koikoi at 2017年03月19日 14:24
Koikoiさん

こんにちは。バタバタしており、明日の朝に書きます。
Posted by 寅 at 2017年03月19日 17:30
koikoiさん

おはようございます。返信が遅れてすみません。

まず、西岸の歩き方を書きます。ゲートの手前に「右折すると美笛キャンプ場」を示す青看板の標識があります。その近くに、湖岸にすぐに降りられる小道があります。今の時期は、人の足で踏み固められているので、すぐに分かります。そこから、すぐに湖岸に降りられます。あとはひたすら湖岸を歩くだけです。

かんじきやスノーシューズで、美笛キャンプ場への道を歩く方もいますが、その必要はないと思います。私も、一時期はスノーシューズを使っていましたが、今は使いません。今年の西岸の湖岸は、ビックリする位に歩きやすいです。

koikoiさんが仰る通り、3月は冬から春への移行期で、早く春が来るエリアと、まだ冬が残るエリアでは、釣果に雲泥の差が出るように思います。今は、スプーンやメタルジグの使い方と、こうしたルアーが活きる場所に熟知した方々の独り勝ちのシーズンだと思います。

私は、西岸(ニナルの奥)と東岸(旧有料道路)の釣り歩きが基本です。理由は簡単で、9年前にたまたま見つけたミノーが、フルキャストしても10~15m程度しか飛ばなかったため、この2つのエリアとオコタンしか、釣りにならなかったからです。以来、これ以外のエリアは、完全にご無沙汰になりました。

今のところ、この2つのエリアは、まだ冬の状態を色濃く残しています。昨日、ちょっと時間が出来たので、旧有料道路に行って、水温を測りました。3.6℃でした。しっかり釣りをする時間がなかったので、春になるとブラウントラウトが必ず着くピンポイントの3カ所で、3投ずつしました。渋いショートバイトが1回だけでした。まだ、旧有料道路も、春本番は来ていないようです。まだ「6時間以上釣り歩けば、やっと1尾獲れるかどうか...」みたいな印象を受けました。

今年は、去年より1週間から2週間、水温の上昇が遅れているように思います。今の水温の推移を見ると、来週末(4月1〜2日)には、全域に春が一気に来ると思います。暖かい水面近くの水を求めて、魚が岸近くの浅いところに集まって来るはずです。今週末(3月25〜26日)は、ちょっと微妙に感じます。

参考までに、アメリカのバス釣りの解説書に、早春のバスの探し方の解説があり、読んで「なるほど」と思った内容を要約します。
(1) 南岸より北岸が良い
(2) 急深より遠浅が良い
(3) 湖底が泥より砂、砂より砂利、砂利よりゴロタ石が良い
第1点、太陽の角度が低い早春は、北岸が、より太陽の光を受け、春が早めに来るそうです。第2点、透明度の高い湖では特に、晴れた日中に遠浅のエリアの湖底が温められ、この湖底が、カイロのような役割をして、湖水を温めてくれます。ですから、遠浅のエリアや、そこに隣接したエリアが良いそうです。第3点、バスプロの経験によると、砂利やゴロタ石のエリアでは、特にこうした効果が高く、バスがシャローに上がってくるのが早いそうです。

「この3つ全てが揃うことは難しいが、せめて、このうちの2つが満たされる場所を探しなさい!。そうすれば君も早春を攻略できる!。」とのことでした。

こうした原則は、支笏湖でも正しいように感じます。西岸の場合、一昨日、美笛キャンプ場の前の遠浅の浜で水温を測ると5.9℃でした。ニナルの奥は3.4℃でしたから、2.5℃高いです。遠浅のエリアの水温の高まりの早さに驚きました。美笛キャンプ場の遠浅の浜は、ブレイクのショルダーが岸から100m以上あるので、岸からは攻略できませんが、きっとブラウントラウトが集中しているんだと思います。

最後に、私の一昨日の釣果について補足します。一昨日、ニナルの奥に入ったら、残雪の上の足跡がとても多く、かなり人が入ったようでした。このエリアで釣りをした方達の釣果がどうだったか?は分かりません。もし知っている方がいたら教えて欲しいと思っています。

このエリア、5カ所だけ、低温の時期もブラウントラウトが着きやすい、ピンポイントの場所があります。その一帯も足跡だらけで「もう獲られたかもしれない...」と思ったのですが、幸いにも、3カ所はブラウントラウトが残っていてくれました。このポイント、何故か、早春には、60cm台からそれ以上のサイズが着きます。ただし、岸から10m以内で近い上、ある程度のサイズで賢いので、お店や雑誌がお薦めする支笏湖用のルアーは、よっぽど良い波た立たない限り、ほとんど見切ります。加えてこの時期は、北西風や西風が多く、このエリアは風裏になり、なかなか良い波が立ちません。そこで、釣り残されていたようです。そこで、いかにも支笏湖らしくないルアーで、やっとなんとか騙せた...という釣果でした。

以上、何かの参考になれば幸いです。お互い、春を満喫できると良いですね。
Posted by 寅 at 2017年03月20日 08:25
寅さん、詳細な解説ありがとうございました。
まずはかんじきのたぐいはいらないとのことで一安心です。
是非、近いうちにいってみたいと思います(笑)

足跡がたくさんあるとうことは人もかなり入っていますね。

あの一帯は確かに北西の風だと裏になりますから
シビアかもしれませんね。
が、巻いてくる風もチャンスになるはずですよね。

それにしても、ルアーの見切り・・・・
これはこれで難しいものですね。
もっと単純に考えてました。色々勉強になります。

逆にルアーが見切られる分、フライにも可能性がありますが
何分、スパゲティーのような太いラインをわざわざ見せつけますから
これらも見切られる要素盛りだくさんです(笑)

とにもかくにも、今回も丁寧なアドバイスありがとうございました。
大変参考になりました。また訪問させてもらいます。
Posted by koikoi at 2017年03月20日 14:33
こんばんは。
良型3尾羨ましいというか流石にチャンスを逃しませんね。

本日大崎周辺で4時間と有料道路で1時間やって来ました。
大崎でアホみたいにデカイやつを狙いましたが対ランカー用ルアーを根掛かりでロストしてしまい、座りながらFG組み直している途中にライズが二回あり表層を攻める事にしました。

釣り人がかなり多く多数の方が表層を攻める釣りをしていたのでこの場面人と同じようなやり方では絶対釣れないと思い イモムシのスローシンキングでネチネチ攻めて子ブラ一本だけなんとか釣りました汗

魚っ気は増えましたが総じて渋い1日でした。
有料道路ではスプーンの練習だけして来ました。
最初の一尾が釣れればコツが分かりそうな気がしますが中々難しいです。^ ^

先のコメント
大変勉強になりました。

美笛、ニナルには5人組の軍団がよく行くのを見ます。
役割分担しながら釣果をあげている模様です。かなりの腕と見て気にしていました。
Posted by 中村です。 at 2017年03月20日 18:05
中村さん

こんにちは。返信が遅れてすみません。お疲れ様です。

私の釣果は、いろんな意味で、限界ギリギリの、ボウズと紙一重の釣行での釣果でした。今、打てる手を全部打ったので、来週に釣果を得る自信がないです…(笑)。

ロスト、残念でしたね。

旧有料道路は、今週末か来週末には、ブラウントラウトが一気に増えると思います。ただ、50cm前後でも賢い子ばっかりです。私は去年は惨敗でした。ショートバイトが精一杯でした。今年こそ!と思っています。

イモムシは知りませんでした。Googleで「イモムシ スローシンキング」で検索すると、いくつか出てきます。こんなのも使っているんですね。

ちなみに、FGノットは良いですか?。私は、古臭いビミニツイストとオルブライトノットでやっています。FGは、解説の図や動画を見る度に、面倒臭そうで、試したことがありません。

スプーンは、確かに、覚えないといけないですよね。でも、スプーンの世界も奥が深そうで、なかなか手が出ません。Kandaさんという方がやられている「kandaのブログ」は、いつも「この人、本当に凄いな」と感心しきりです。standardさんという方がやられている「本日の支笏湖」も、今、絶好調ですよね。ココさんという方の「ココのブログ」でも68cmが出ています。「この人達は、自分の知らない世界を堪能しきっている」と、羨ましい限りです。

美笛・ニナルの5人組は、知りませんでした。西岸で釣り歩いていると、2人の若い方とは何度か会いましたが、それ以外にも沢山の猛者がいるわけですね。この界隈のメジャーなポイントは、今のところ、私の釣りでは完全に沈黙しています。こうした方々に、抜かれてしまっているように感じました。

でも、4月に入れば春の本番だと思います。お互い、楽しみましょう。
Posted by 寅 at 2017年03月21日 10:16
こんにちは
FGは現場で組む時にはリーダーを釣り用バッグのジッパーの輪っかに軽く結び反対側を口にくわえて左手にリール側のpe、左手にリーダー側のpeで組むと楽に出来ます。強度も十分で私は頻繁にルアー交換するタイプなので先端にひねるタイプのスナップをつけます。スナップに結ぶノットをFGより弱い強度にするとリーダーが岩などに触れていない限りスナップの結び目から切れるので組み直しの頻度が激減するので便利だと思いこの方法でやっています。

虫系ルアーは5月6月以外でも一定の効果がありますよ。
なんでもない様な浅場で良い思いをした事がありました。

寅さん釣法に虫のカテゴリを取り入れてみるのもきっと良いかと思います^ ^
Posted by 中村です at 2017年03月21日 13:23
左手と右手の間違いでした。
失礼いたしました^ ^
Posted by 中村です at 2017年03月21日 13:28
中村さん

「なるほど〜」と、全て勉強になりました。ありがとうございます。
Posted by 寅 at 2017年03月21日 15:04
寅さん、お久しぶりです

九州から遠い北国の、湖で春を探すお話・・・とても興味深いです!

私の方は、一進一退の対馬海流の北上をやきもきしながら眺めつつ、鷹島周辺の海水温の上昇とのっこみチヌの釣果との関係を考える毎日です。

湖での春の水温上昇は、バス釣りしていた頃は1年で一番の楽しみでした!

太陽光の照射角度や時間、底質の違いや色、風、雨の温度、風による沿岸での水の潜り込み、湖流の当たり方、そしてインレットの温度とその水が入り込む層の深さ、それらいろんなファクターとベイトの動きを合わせて、バスが越冬状態からスポーニングエリアへ移動する経路や水深を推測しながら探していくのが、一年で一番ワクワクする釣りでした。

九州の湖では最低水温が4℃を下回る事があまりないため、インレットの水が温かいと表層を流れます。これは直接越冬バスに届かず、逆に寒冷前線が通過した時の冷たい雨の後のインレットの水は深い層を流れていきますが、これがワカサギを上流に呼び込みように思います。結果バスが大きく上流へ移動する・・・・水温計をいろんなエリアで底まで落としつつ釣りをしていき、魚探の反応と合わせてこんな結論に達した事があります。

もう一つ、表層の水温上昇の後の寒の戻りで起きる小規模のターンオーバーが、バスの水深を押し上げていたような気もしますが、これは全くの想像です。

まぁ、見えない世界の事で、バスが居ても釣る技術がなければ間違った理論を構築してしまうので、こんな理論展開に決して自信があるわけではありませんが!(笑)

ちなみに、海のチヌの場合は、日照による湾処内の海水温上昇と、海流の北上による海水温上昇は全く別次元の現象で、浅場の居着きの越冬チヌと外洋の深場で越冬するチヌとをやはり別次元で考える必要があると思います。

これは湖でのバスでも同じようなことがありました。温かいインレットの水や日照で唐突に口を使うのはシャローのカバーに身を寄せるように越冬していたバスだと思います。こいつは少ないけどデカイですよ~。

反対に、ディープでワカサギについて越冬していたバスは、冷たい水で上流に移動していくと思うのですが、これはレギュラーサイズで個体数は多かったように思います。


長々と済みません!寅さんの記事へのコメントはついいっぱい書きたくなってしまいます!

次の釣果報告と、寅さんの春の理論展開、楽しみにお待ちいたします!!
Posted by はるパパ at 2017年03月24日 17:53
はるパパさん

返信するのが遅れて申し訳ありません。

まず最初に、私が描いた図を使っていただいて、ありがとうございます。コメント欄に何か書こうかとも思ったのですが、恥ずかしいのでやめました...(笑)。

それにしても、あの当時、そこまで考えてやられていたのですね。考えるだけでなく、実践されていたのですね。当時のバスプロもそこまでしなかったのでは?と、ひたすら驚きました。書き込んでいただいた内容、何度も読み返しました。今の私より、遥かに上を行っています...(笑)。驚愕でした。当時の私は、安いDAIKOのスピニングロッド1本で、福岡市内の野池で、ラッキークラフトのフラッシュミノーをトウイッチしたり、ベビーシャッドをジャークしたり、ゲーリーのグラブやセンコーをフォールさせたり程度でした。夏になったら早朝のグラビンバズに、夜はナマズ目当てのジッターバグでした...(笑)。完全に、釣りのレベルが雲泥の差でした。

チヌの行動を見抜く試みも、本当に面白そうです。

私は、晩秋のターンオーバーの期間のブラウントラウトのことは、少しは分かった気がしています。しかし、今年、春の難しさをとことん感じました。はるパパさんの意見を参考にしながら、今後数年かけて、この時期を理解したいと痛感しました。

本当に、貴重な情報をありがとうございます。
Posted by 寅 at 2017年03月26日 08:59
 
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支笏湖2017年3月18日
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